ナマケン
・子供に教える時に、教え過ぎたりケンカになったりしてしまうという悩みがあった
・原因は「問題を解かせてあげたい」という気持ち
・解決策としてインクジェットプリンターを買って何度もチャレンジできる環境を作りました!
今回はよほど教えるのが上手な人でなければ、全ての親が必ずぶつかるのではないかと思う「子供への教え方の悩み」です。
長くなるので、さっそく本題に入りたいと思います。
子供に優しく教えてたはずが、いつの間にか「怒ったりイライラしたり言い過ぎたり」してしまう
うちの子は4歳になってから本格的に、
- めいろ(迷路)
- 間違い探し
4歳用のテキストからやり始めるものの、割と問題が簡単なので、次は5歳~7歳用のテキストを買う流れに自然となりました。
買ってみたは良いものの、年上用ということもあり途中からかなり難しい問題も出てきます。
当然、これまでのように自力では解けません。
そうなると親に助けを求めてきたり、親からも助言したくなってきます。
これが結構な罠なんです。
大人がひとたび口を出してしまうと、最初は優しく説明していたはずなのに、
- なんでそうなるの!
- 人の話をちゃんと聞きなさい!
- やりたくないならやらないでいい!
イライラのキッカケは、説明が思い通りに伝わらなかったり、単純にまだ子供が理解できる年齢でなかったり、子供の集中力が切れて気が散ってしまったりと、色々です。
イライラした後は反省ですよね。
とは言え、子供の年齢がもっと上がれば、子供が勉強に対してやる気を失うだけでなく、親への信頼も無くされてしまいそうです。
僕(親)としても本当は口を出して教えたいわけではないのに…
本当は親だって口を出し過ぎたくない!家庭用プリンターを使って何度でも失敗とチャレンジできる環境を作ることに
僕(親)だって、本当は口を出したくないのにどうしてそんなにムキになってしまうのか?何が原因なのか?
そこで1つの仮説を元に解決策を考えてみることにしました。
例えば、上のように難しい問題だと、子供が何度もやり直しているうちに線でグチャグチャになってしまいます。
※本当はもっとグチャグチャになります
その様子を見てると「まだ見えるうちにクリアさせてやりたい」という親心がどうしても働いてしまいます。
それで、少し口を出そうものなら、先ほどのようにムキになってしまうパターンが多いことに気が付きました。
親としては、「口を出したいわけではない、失敗してもいいから自分で考えて欲しい」というのが本音だと思います。
ですが、やり直しがきかない状態になる前に口を出したくなってしまうのです。
それじゃあ「コピーすればいいのでは?」と思いますよね。
でも「そんな子供(幼児)の教材くらいでコピーまでする?」という考えもありました。
そこでネットで調べてみたら、中学受験組の家庭ではテクニックとして塾のプリントをコピーすることが当たり前に行われていることがわかりました。
お受験ではないし子供の年齢も違うけど、みんな悩みは一緒で、親の口出しし過ぎ(教え過ぎ)の解決策として「コピーを活用するテクニックが生まれたのかな」と思いました。
その気付きを得て、さっそく先人たちのアドバイスを我が家でも実践する為に家庭用のプリンターを購入することに決めたのです!
家庭用に安いモノクロレーザープリンター(CANONのMF232w)を買いました!
家庭用のプリンターを買うにあたって、最初に絶対に決めないといけないことが1点あります。
- インクジェットプリンターかレーザープリンターか?
レーザープリンターがおすすめです
家庭用には、家でもキレイなカラー印刷が可能な「インクジェットプリンター」がお勧めされることが多く、実際に普及していると思います。
うちでも数年前までインクジェットの方を使っていたのですが、
- インク管理が面倒(インクがすぐになくなるし高い)
- 起動に1分以上の時間がかかり、印刷も遅い
一方、レーザープリンターの方は、
- 1回のトナーで5000枚~1万枚の印刷ができる
- 起動時間が圧倒的に短い(10秒)、印刷は一瞬
特に今回は子供用にプリンターを買うので、何枚無駄に印刷しても気にならず、コピーしたい時にサッとできる「レーザープリンター」の方が向いていると思います!
レーザープリンターを買う前に決めること
レーザープリンターを買うと決めたら、次に決めることとして以下のポイントがあります。
- モノクロ(白黒)かカラーか?
- A4サイズで十分か、念の為A3対応を選ぶか?
(1)モノクロ(白黒)かカラーか?
子供の勉強用として買うのであれば、「モノクロ(白黒)」の方が良いと思います!
値段も安いですし、インク管理で面倒な時間を取られるのを防いでくれるからです。
ただ、モノクロを選ぶのであれば、「年賀状印刷」については業者に依頼するなどの別の方法を考えることをお勧めします。
年賀状のことまで含めて検討すると結局はインクジェットプリンターを選ぶことになりデメリットから抜け出せないからです。
年賀状印刷については、スマホで操作できる便利なサービスも増えてきています。
ナマケン
(2)A4サイズで十分か、念の為A3対応を選ぶか?
中学受験用にプリンターを買う場合は「A3対応」がおすすめされているようですが、一般の家庭内勉強用でしたら「A4対応」で十分と思います。
ここまで決まったら「CANONのMF232w」一択でした!
ここまで条件を絞り込んでアマゾンや価格コム等でリサーチすると「CANONのSateraシリーズMF232w」が最安でした!
もっと安いモノクロレーザープリンターはあるのですが、
- 肝心のコピー機能が付いてない(パソコン等からのプリントアウトのみ)
- スキャン機能が付いてない
ただ「MF232w」を検討し始めると、同じCANON Sateraシリーズの「MF242dw、MF244dw、MF236n」あたりとの違いも検討が必要になってくると思うので、表にまとめておきました。
MF232w | MF242dw | MF244dw | MF236n | |
---|---|---|---|---|
片面/両面 | 片面 | 両面 | 両面 | 片面 |
ADF | - | - | ◎ | ◎ |
FAX | - | - | - | ◎ |
安い順 | 1 | 2 | 3 | 3 |
上の表を参考にSateraシリーズ内での比較ポイントを考えると、
- 両面印刷できるものが良いか?
- ADF(自動原稿送り装置)が必要か?
両面印刷できるものが良いか?
僕は会社でも両面印刷の機能をほぼ使ったことがありません。
なので自宅用ならなおさら使わないという判断で「片面のみ」に決めました。
ADF(自動原稿送り装置)が必要か?
ADF機能とは、プリンターや複合機の上のフタに付いている「自動原稿送り装置」のことです。
例えば10枚の原稿をコピーする時に、1枚1枚原稿をガラス面においてコピーするのは面倒ですよね。
その時に原稿をまとめて「自動原稿送り装置」に置くだけで、自動的に1枚ずつ吸い込んでコピーしてくれます。
「ADFは絶対に必要」だという人もいますが、今回の目的に絞って考えれば、何十枚の原稿をコピーするという機会はほとんどないように思いました。
なので、うちでは「片面印刷」「ADFなし」「FAXもなし」のMF232wに決めました!
ナマケン
ちなみにスマホから設定要らずでプリントアウトできます!
使い始めて驚いたのは、何の設定もなくスマホからプリントアウトできたことでした。
- iPhone(iOS):AirPrint
- Android:Mopria
例えば、ネットで「迷路 無料」などと探すと、
見つかりますので、困った時に便利そうです!
【購入後の使用感1】4歳が自分でコピーしてます
プリンターのようなオモチャより面白そうな玩具が家にやってきたら、それは小さな子供は食いつきます。
僕が「難しそうなページだけコピーして何回でもできるようにするよ」と言ったにも関わらず、とにかく何でもかんでもコピーしたがります。
なので、息子任せにする為にコピーのやり方を教えました。
「左上の赤い矢印に合わせて、フタをしめて、ボタンを押す」だけなので、操作自体は4歳でもすぐに覚えます。
もちろん、最初は縦横の向きを間違えたりしますが、それはインクジェットプリンターを買った意味でもありますから、気にせず何枚でも失敗OKとしてます。
【購入後の使用感2】教え方の悩みは解決した?
本題の悩みである教え方の悩み「教えすぎ、口の出しすぎ」からの「イライラ、怒ってしまう、言い過ぎてしまう」という悩みはプリンターによって解決されたのでしょうか?
この悩みについては、完璧とは言いませんが、すぐに解決されました!
- 難しそうなページはコピーを取る
- 口を出さないで見守る、グチャグチャになったらコピーした新しい紙に交換
- その時の状況を見て「ヒントを出すか、保留にしてまた今度にするか」を決める。とにかく気持ちよく終わらす
大体こんな感じで上手くいくようになりました。
基本的には息子に求められるまでは口を挟みません。
最初の問題説明が必要なものはして、その後は僕は僕でスマホを見たり、席を立ったりしています。
問題が難しい場合は、そのうちページがグチャグチャになります。
その時はプリンターを買った意味が光る時で、惜しみなくコピーした新しい紙に変えます。
同時に問題のレベルをチェックして、あとちょっとで解けそうならヒントを出したり、2歳上くらいの難易度(まだ習ってない時計の読み方が必要など)なら保留を提案したりします。
こうすることで、
- 僕(親)が口を挟んで、イライラして怒り出すこともなくなった
- 息子も解けない問題にカンシャクを起こして泣き出すこともなくなった
これができるようになったのもプリンターで気軽にコピーが取れるようになって、何度もチャレンジと失敗ができるようになったからだと思います。
ナマケン
参考:「教えない教え方」のテキスト
最後は参考なので、気になる方だけお読みください。
このページを読んでいる方は、「教え方」に悩みがあってこのページにたどり着かれた方も多いのではないかと思います。
僕も子育てや仕事上の「教え方」でたくさん失敗して、色々な手法を試しましたが、今一番しっくりきているものがあります。
それが「教えない教え方」です。
僕がレーザープリンターを買ったのも、家庭内で「教えない教え方」をスムーズに実践したいからに他なりません。
「教えない教え方」については、ビジネス書ですがこの本に詳しく書かれています。
著者の篠原 信さんは下記の育児書も書いているのですが、「教えない教え方」については育児書の方ではなく上記の本の方に詳しく書かれています。
ナマケン