ナマケン
・息子は歩き始めの頃から抱っこ星人
・2~3歳時代は「4歳になれば」と耐えてきたが、4歳になっても抱っこ星人継続
・ありとあらゆることを試して解決策はなかったので、何がキッカケで抱っこがなくなるのか記録として残しておく
うちの息子は歩き始めの頃からの抱っこ星人です。
歩き始めの頃、公園に行けば他の子が怖いモノ知らずでガンガン歩いたりよじ登ったりしている中で、うちの子は抱っこ…
2~3歳前半まではまだ体重も軽かったし、性格のこともあるので、普通に抱っこをしていました。
しかし、3歳後半頃から「そろそろ重すぎる、勘弁してくれ」と思うことも多くなり、息子とも4歳の誕生日で抱っこを卒業する約束もしました。
その結果、、、
「4歳4ヶ月、体重19キロ」で、現在も抱っこ継続中です!
いつまで(何歳まで)抱っこは続くのでしょうか…
かれこれ半年前から、僕の左肩がずっと痛いままなのは抱っこが原因だと思います。
もちろんこれまで親として、解決の為にありとあらゆる方法を試してきました。
それでも「抱っこ」はなくなりませんでした。
少数かと思いますが、おそらく僕と同じ悩みを抱えている親御さんもいると思います。
同じ悩みを持つ親として、
- うちの抱っこ状況
- どういうことを試してきたか
- 最終的にどうやって「抱っこして」がなくなったか
抱っこなしだと5分の距離でもたどり着けません
まずうちの抱っこ星人(4歳時点)がどんな状況かというと、お散歩に出かける時は、
- 歩いて5~6分の駅に着くまでに、ほぼ必ず「抱っこ」
もちろん、
- あそこまでがんばって
- ちょっと急いでるから
- パパ今日は腰が痛いから無理
- そんな子いないでしょ(あまり言わない方がわかっているのは承知で)
ヒドい時は家を出て10歩で抱っこ
ヒドい時はマンションを出て10歩でハァハァゼェゼェするリアクションを取りながら、「疲れた」と言って抱っこを要求してきます。
もちろん僕も、「疲れてるならお家で遊ぶよ」のように抵抗します。
息子も譲らず僕も機嫌が悪ければ、その場でケンカにもなります。
さすがに家を出た直後の時は、息子が譲ってくれるケースが多いですが、その場では歩いたとしても駅に行く途中で結局、抱っこになることがほとんどです。
ナマケン
身体の弱い子なんじゃないの?
うちの子のことをまったく知らない方がここに書かれている僕の文章を読んだら、「身体の弱い子なんじゃないの?」と思われるかもしれません。
ですが、園に行っている時は先生に対して「抱っこして」とは言いませんし、生まれてからのことを考えても身体の弱さが原因ではないように思います。
それに、例えば息子が気乗りする目的がある時はダッシュして向かうこともよくあるので、ものすごく大人しいとかそういう感じでもないんですよね。
妻には抱っこしてと言いません
妻と息子が2人の時は「抱っこして」とはめったに言いません。
本当に疲れた時は言うみたいですが、ほとんど言わないそうです。
家族3人の時には、パパ(僕)に言ってきます。
僕からしたら、もどかしい気持ちになりますが、妻が「抱っこできない」と言うのは「体力的に本当にできない」という意味なのをわかっているような気がします。
ナマケン
愛情不足なんじゃないの?
抱っこは子供からの愛情不足のサインなんて、よくネットでは書かれています。
「愛情不足なわけはない!」と妻も含め思ってはいますが、それは主観的な情報なので、あくまで客観的に考えてみると…
うちの子は歩き始めた頃からの抱っこ星人なので、愛情不足原因説の可能性は考えにくいと思っています。
抱っこしないとどうなるか?
「いや、そんなの子供の言うことなんて聞かないで抱っこしなけりゃいいじゃん!」
と思われるかもしれません。
もし抱っこに悩まされていなければ、同じ子育てしている親であっても、そう思われるかもしれません。
実際「抱っこしないとどうなるか?」というとその場から一歩も進まなくなります。
僕が疲れていたり、気分的に抱っこしたくない時は、
- もう少しで着くから
- あそこまで歩いたらカッコいい!
- あんな小さな子が歩いているのに!
- もう無理!
ですが、「ポジティブ、ネガティブ、あまり言わない方が良い言葉」何を言っても一歩も進まなくなります。
その時に息子が言っているのは、ひたすら「抱っこ、抱っこ~」です。
最終手段、その場に置いていったらどうなる?
僕が怒りながらも周囲の安全を確認し、ここだったら多少「距離をあけても大丈夫」なところで置いていく作戦を実行したことがあります。
もちろん数メートルの距離感です。
結果は、目立つだけでより酷い目にあいます。
ちょっと距離が離れると、息子は泣きながら追いかけてきます。
その行為はとても目立つので、周囲からは例の冷たい視線がビンビンに飛んできます。
追いつかれた後は、息子の怒りと泣きの「抱っこ~」でまた目立ちます。
なので「置いていく、置いていくふり」は、やりたくなるけどまったく効果的ではありません。
ちなみに「無理やり引きずって歩く」も同様で悪目立ちしかしないです。
これまでありとあらゆることは試してきました
抱っこ問題は親にとって体力的に深刻な悩みなので、解決する為にネットで調べたりリアルで情報収集したりと、思いついたことは何でも試してきました。
- 褒める
- ご褒美、おもちゃを買う
- 怒る
- おどす(鬼が来る、サンタに言う)
- 約束をする(4歳の誕生日、息子が言い出した謎の日付)
ですが、何を試しても抱っこ癖はなくならなかったです。
そして「4歳になったらさすがに抱っこ卒業してくれるだろう」という淡い期待も消えました。
後述しますが、あとは僕なりの解決策として「時間が解決するまでできる限り抱っこするしかないかな」という気持ちに至っています。
原因は「優しいから、甘やかしているから」なの?
何が原因なのか悩んだこともありました。
抱っこ問題について話すと、理解があるはずの同じ子育てしている人からも、
- 優しいから
- 甘やかしているから
しかし、それは「ちょっと違うんじゃない?」と僕は思います。
色々な家庭を見ていて思うのは、子育ての悩みって本当に色々だなぁということです。
- ご飯を食べないから身体が小さいと悩んでいる
- すぐにカンシャクを起こす
- 皆でやる場面で、他の子と同じ行動が取れない
- 夜寝ない
- オネショする
などなど。
もし抱っこ問題が「優しいから甘やかしているから」が原因なら、その人が悩んでいる子育ての悩みに対してもほとんど同じことが言えてしまいます。
「ご飯を食べない、わがまま、夜寝ない…」などなどの原因は、「優しいから、甘やかしているからだ、もっと上手くやればいい」。。。
そんなわけはありませんよね。
もちろん、そう言ってくる人も会話の流れで、ポッと言葉が出てしまった感じが多いですが、同じ子育てしてる人からはあまりそういう風に言われたくないなぁというのが本音です。
解決できない抱っこ問題に対して考えていること
抱っこ問題が解決できなさすぎて、その上で僕がどういう考えに至ったのかまとめておきたいと思います。
例えば、解決の為に僕が絶対に「抱っこしない」と決めたとしたらどうなるでしょうか?
抱っこをねだる息子に対して、
- 諭すなり
- じっと我慢して待つなり
- 怒るなり
そうなると僕が心配するのは愛着の問題です。
「愛情不足が原因の抱っこ癖」ではなかったとしても、息子が「抱っこして」と言う度にその気持ちが叶えられず、怒られたり親がその場で立ち尽くしていたら、愛着の問題をこじらせる可能性もあるのではないかと思うからです。
子供は「親からの愛情を受けている」と感じていれば、最低限まっすぐには育ってくれると僕は考えます。
なので、そうであれば抱っこ星人の間はそれを受け入れてあげた方が良いのではないかと、自分の中では腹落ちさせることにしました。
「抱っこ」がいつまで続くかわかりませんが、今くらい頻繁なのは続いたとしても小学1年生くらいまででしょう。
その後の子供の人生で愛着の問題をこじらせてしまうよりは、今は親のがんばりどころなのかなと思っています。
抱っこは本当にツラいから親としては悩むのですが、最短の解決策は結局「抱っこした方が早い」なのかもしれません。
ナマケン
もちろんそう考えていても、抱っこするのがツラすぎてバトルにはなるのですが…
4歳すぎても僕がサッと息子を抱っこするので、たまに会った親類からも「信じられない」というようなリアクションを取られたこともあります。
僕としてはこれまでの過程があった上でやっている行動なので、それを知らない周囲の反応はそんなものかもしれません。
なので気にせず抱っこで良いと思います!
5歳3ヶ月の途中経過
この記事を書いたのが4歳4ヶ月目の頃でした。
さすがに5歳になるちょっと前から、外にお出かけしている時に抱っこをせがまれることはなくなりました。
ですが、5歳3ヶ月目の現在も完全に抱っこがなくなったわけではありません。
- 外出中にたくさん歩いて疲れた時、帰りの電車で眠たくなった時など(たまに)
- 家の中でお風呂やトイレに行きたくなくて「抱っこなら行く」と言い出す時(たまに)
1番目はまだまだ5歳なので仕方のないことだと思います。
2番目は家の中でのことなので、妻とも「なんでだろう?なんでだろう?」と不思議がっています。
とは言え、甘えん坊で完全に抱っこ星人卒業というわけにはいきませんが、ひとまずは「ずっと抱っこ」の状態ではなくなったので、もう心配要らないところまではきたなかと感じております!
(解決済み)抱っこしてと言わなくなった方法、結局、解決策は何だった?
自分ではありとあらゆることを試してきたつもりですが、これといった具体的な解決策がなかったのは、これまでに書いてきた通りです。
また、ネットで探してみても「実際に抱っこに悩んだ親がその後何がキッカケで悩まなくなったか?」まで書かれているものは見つかりません。
なので、このページでは、僕自身の記録の為にもこれから同じ課題に悩む親の為にも、どのように解決となったか書き残しておく予定です。
ナマケン
解決したらこの部分に追記します!
↓↓↓追記しました↓↓
6歳になっての振り返り
「5歳3ヶ月目の途中経過」のその後のことを書いてみたいと思います。
今、息子は6歳になって、無事に抱っこは卒業してくれました。
途中経過の5歳3ヶ月時点では、まだ少し抱っこしてたので、時期的には「5歳半でいつのまにか完全に卒業」という感じだったと思います。
3歳で卒業する子が多い中、そこから延長2年、完全卒業まで2年半の道のりは、親としてはとてもツラいものでした(特に左肩が)。
振り返ってみて解決策は何だったか?というと、時間としか言いようがありません。
ただ↑の「解決できない抱っこ問題に対して考えていること」で書いたように、抱っこをやめさせる方向ではなく、受け入れてあげる方向に途中で切り替えられたのは、振り返ってみても良かったなと思います。
ナマケン
ここから先はツラツラと子育て論を語ってしまいました…
というのも、抱っこ問題以降も、
- 自転車の練習
- 小学校前のひらがな、計算の勉強
親の期待から、子供に対して、
- 練習させよう
- 勉強させよう
- 他の子は簡単にできてるだろ
親の心の中にある期待というのは、イライラやストレスとなって親子の両方に表れてしまうようなのです。
↑の問題が起こった時も、親として悩んで「親の期待を押し付けているだけかも」と反省し、一旦親からの注文はやめて、子供の要望(遊び)にすべて付き合うようにしました。
すると、勉強の時は3日後くらいから、自分からワーク(教材)を開いて「今日はここまでにする」などと言って自主的にやるようになりました。
「ワークはしばらくやらなくていいよ」と言ったにも関わらず、親からの何か(承認やら愛情やら何でしょう)を確認したら、自主的にやるようになったのです。
ナマケン
これらのことから、僕もなんとなく子育てのコツみたいなのがつかめそうな気がしてきています。
抱っこの時は、まだ息子も小さく4歳だったので「受け入れる」と書きましたが、子供が大きくなってくると「そんな何もかも受け入れるなんて不可能」なので、子育てのコツとしては何かしっくりきません。
「自転車の練習と小学校前の勉強」の時は、親の期待から短期的な成果を求めて、親子ともにイライラストレスをためてしまいました。
その時は「長期的に見守る」という気持ちに切り替えると、上手くまわり始めて、子供の方からまた課題に戻っていきました。
ワークをやっている時も子供を試す(これくらいわかるだろ)ようなこともやめて、難しい問題は一緒に工夫して考えるようにすると、親が思ってる以上の応用を子供が勝手に考えるようなことも起こり始めました。
息子はまだ6歳で、僕の親としての修行もこれから続きますが、「短期的な親の期待の押し付けはNGで、長期的に見守る」のが上手くまわりやすいなと感じております。
ナマケン