夫の浮気(不倫)が発覚した時、あなたがやるべき事。探偵、弁護士、証拠集め、お金の話まで、経験者に全部聞きました！

不倫相手のSNSです。

私と夫は夫婦で会社を経営しているのですが…夫の不倫相手は仕事関係の人だったので、うちの会社のアカウントで彼女のインスタグラムをフォローしていたのです。

彼女は頻繁に出先での写真を投稿する人でして…

「出張で〇〇行きました」とか「今日は〇〇でお食事しました」とか。

タイムラインに上がってくる彼女の投稿を何気なく見ているうちに、「あれ？このお店の名前…私、知ってる？行ったことないのに…なんでだろう？」と思ったのです。

…よく考えたら、夫が出してくる領収書のお店の名前だ！…と気がづきました。

そこで過去の夫のスケジュールを見直してみたら、彼女の投稿と、夫の出張が、場所も日付も、ことごとく一致していました。

こういう時って感情的になったら負けですから。

ここは、いかに私が勝利者になるかを咄嗟に考えました。

彼女のインスタだけでは証拠にならない。

不倫していると確信はしたものの、まだ突きつける証拠を一つも持っていない。

だから今、私が夫の不倫に気が付いていると知られるのは絶対に得策ではない。

そう思って、この時は黙りました。

当初はまだ夫婦関係を修復するのが目的でしたね。

とにかく家庭を守らなくては！…の一心でした。

そのために夫の目を覚まさせないと…と思っていました。

うちは、数名ですが従業員もいるので…守らなければいけないという気持ちが強かったように思います。

夫は口下手なので、うちの従業員と夫との間を私が取り持ってきました。

なので、この会社に私がいなくなったら、今いる従業員は全員会社を辞めてしまうだろうと思いました。

家庭が崩れるというのはうちの場合、会社が解体することを意味する恐れがあったのです。

だから一層、賢く証拠を集めなくてはいけない…と冷静になれたのだと思います。

ええ、全く。

夫の浮気が発覚した当初は、離婚しようなんて全然考えていませんでした。

証拠を取っていく中で、もう終わったな…と思ったわけですが。苦笑

基本的に離婚裁判も、証拠が全てです。

その証拠の数がどれだけ多いかが勝利への鍵だから、たくさん証拠をもらうために、とりあえず夫の不倫には気が付いていないフリをして泳がせることにしました。

探偵に依頼するまでに、自分一人で証拠集めを５ヶ月ほど続けました。

ある程度生活パターンや行動パターンを絞れるようになってから探偵に依頼をすると、探偵側の追跡調査の精度が上がるので、無駄な探偵料金を支払わずに済むのです。

不倫中の夫は久しぶりの色恋沙汰に浮かれまくっていて、本人はうまく隠しているつもりでも、妻の私には全てお見通し。

セキュリティも緩すぎて、日記やメッセージのやり取りなど証拠がいくらでも取り放題でした。

でも、そういった証拠の中でも“裁判で有効になる強い証拠”と、そうでないものがあるのを知っていますか？

「不倫」「証拠」でネット検索して、法律事務所が運営しているサイトで、証拠になるもの、ならないものを調べました。

不倫相手との密会の頻度などにもよると思いますが、うちの場合は、そういった有効な証拠を集めるのに５ヶ月くらいかかったのです。

私が証拠として集めたのは、①夫の日記、②スマートフォンでのやりとり、③GPSでの追跡結果の３つでした。

その３つと併せて、探偵に依頼した追跡調査の報告書を弁護士に提出しました。

私の夫は日記をつける習慣があったので、夫の日記にはきっと何か不倫の証拠になることが書いてあるだろうと思いました。

夫の日記は本型だったのですが、それを書棚にさりげなく並べておけば私が気付かないとでも思っていたのでしょうね。

でもね、背表紙に「DIARY」って書いてあるんですよ！笑

ところが開いてみたら、字が汚すぎて全然読めなかったのです。笑

とりあえず、A4サイズに拡大コピーをして、日々時間がある時に少しずつその日記を解読していました。

不倫相手と会った日は、帰りのタクシーの中でmessengerでチャットしながら帰って来ていたようなのですが、少し経つとそのやりとりは消去するんですよ。

ところが、なぜか消去する時に、そのmessengerでのやりとりをスマートフォンのメモ機能にコピペして残すのです。

ええ。

予定なども、会社で共有している夫のスケジュールは全てダミーで、本当の予定はメモ機能に残してありました。

おかしいのはここからで…笑

実は家に機種変更する前の夫のスマートフォンが置いてあって、アカウントで自動的に同期されるので、隠してあったmessengerでのやりとりも、隠してる予定も全部見放題だったんですよ、私。笑

その、夫の古いスマートフォンの画面にはヒビが入っていたので、ヒビの入った画面ごと証拠として写真に収めておきました。

全部で200枚くらい。

はい。

そして、その写真を全部スクラップブックにまとめました。

「このやり取りは不倫を確定させるやりとりである」とか、「このやり取りには性的描写が含まれる」とか…それぞれの写真に自分で注釈を書き込みました。

探偵にも弁護士にも「パーフェクトです！」と言われるくらい、毎日の夫の帰宅時間や、領収書の控え、不倫相手のSNSのスクリーンショットなど、全部記録していました。

メールのやり取りから、不倫相手の小さな子どもたちまで介して会っていることがわかりました。

一方、自分の子どもの毎日のスケジュールすら知らず、私の出張中に、夜中子どもを一人だけ残して一晩中不倫相手に会いに行ったりもしていました。

ええ、でもあの頃、夫は不倫相手にただ「会いたい、会いたい」…だけの毎日を過ごしていたのです。

正当な家族がいるのにも関わらず、そちらをないがしろにして、不倫相手の子どもたちまで巻き込んでいると、その悪質性を弁護士にアピールしました。

出張で何泊も家を開けるときにはGPSをカバンの底に仕込みました。

ネットで「GPS」「レンタル」と検索すると、秋葉原のお店がいくつか出て来るので、何軒か電話をしてみました。

こういう風に使いたいのですが…と相談して、電話での対応が良かったところに決め、その店舗まで直接行きました。

輸送も可能だったのですが、使い方がわかるかどうかちょっと不安だったので、実際に行って使い方とかも全て聞いて、借りてきました。

はい。

「これは確実に怪しいな…」と思われる出張をする機会もそう頻繁にある訳ではないので、ここは失敗できないなって思っていましたから。

小さいのもありますよ。

でも、私はより精度の良さを求めたので、もう少し大きいものにしました。

なので、旅行カバンに細工して仕込んだ時も、もしかしたらバレるかな？ってヒヤヒヤでした。

ええ、バッチリ。

すごいですよ、GPS。

今、新幹線に乗ったなーとか全部わかっちゃう。

５日間東北にいるはずの出張日程でしたが、後半２日間は、東京に戻って不倫相手の家にいたこともわかってしまいましたし。苦笑

５ヶ月かけてひたすら証拠を集めていくうちに、集めた証拠の中で、夫と不倫相手が私のことをどのように話しているのかも知るわけですよね。

もちろん、それはひどい言われようですよ。苦笑

それで、確実なグゥのねも出ないような証拠が欲しいと思うようになりました。

不倫相手とは私も顔見知りだったわけですし…確実に追い込める証拠を夫に突きつけて、その不倫相手と直接話したいから会わせて欲しいと要求しようと思ったのです。

そこで、探偵を雇う事に決めました。

探偵が提出してくれる調査報告書って見たことがありますか？

私も知らなくて、せいぜい数十ページくらいの薄いものかと思っていたのですが、なんと実際は雑誌VERYみたいな厚さなんですよ！

読み応え抜群！笑

はい。もう一つ一つの動向が細やかに写真付きで。

何時何分にどこの店に誰と入って、そこから誰とどこに向かって、誰と合流して、別れて、その後不倫相手の家に入って行き、そこから出て帰って来るところまで。

店に入るところも、タクシーに乗り込むところも、不倫相手のマンションに入るところも、全て写真に収められていました。

もし裁判になっても、これさえあれば確実に有利だろうなって感じです。

実は私、１社失敗したんです。

そこは、テレビなどでも目にする女性だけの探偵事務所だったのですが…

追跡のチャンスが２回あって、その２回ともターゲット（夫）を見失ったのです。

払いますよ。

時給なので…時給１時間１万５千円だったかな。

ええ。

「見失いましたぁ〜」と連絡があって、１回目は仕方がないとも思ったのですが…

２回目はさらに詳細な情報を与えた上で失敗されたので、頭にきましたよ。

しかも、その見失い方というのが酷くて。

「ターゲット（夫）が急にタクシーに乗ったから、その後追えませんでした」と言って、その場所に立ち尽くしていたんですよ。

「後続のタクシーが来なくて、追えなくて…」って。

ええ、ええ。

私もそう思って探偵事務所をかえました。

次に依頼した探偵事務所では、車、バイク、原付など、あらゆる種類の車両を用意していて、人を変え車両を変え、ずっと追い続けられると説明され、この探偵事務所なら大丈夫だなと思い、依頼しました。

新しく依頼をした探偵事務所は、色々とオプションをつけてまとめて支払うとお値引きがあるので、私は最初に１００万円くらいまとめてお支払いしまいした。

その中から使った分だけ引いていってもらうシステムです。

丸３日間程張ってもらったので、損はしていないと思っています。

私の場合、その丸３日間の他に、さらに５０万円支払い、追跡調査の追加をお願いしたのですが、探偵事務所のみなさんが本当に親身になって協力してくださって…

就業時間を過ぎても「こうなったら最後まで追いますね！」とおっしゃってくださって、本当に深夜遅く、最後の最後まで追ってくれました。

私の方で用意したGPSのパスワードとIDを共有して、探偵チームと私とで協力し合って追跡したりもしました。

合計６名の探偵が、２人ずつ３班の追跡チームに分かれ、品川駅で張って、追いかけて、不倫相手の家の前で証拠を抑えてくれたこともあります。

結果的に、通常１００万円くらいが相場の探偵料ですが、私はトータル１５０万円かけました。

でも、かけてよかったと思っています。

探偵事務所に追跡調査の依頼をする前に、ある程度自分で証拠を集め、夫の行動パターンを把握しておくことをお勧めします。

とにかく探偵にたくさん情報を与えた方が、追跡調査の確実度が上がりますから。

そうすれば。無駄足に終わる追跡に料金を支払わなくても済みますよ。

はい。

“弁護士”と一括りに言っても、実際はそれぞれの弁護士の先生に専門の得意分野があるので、離婚に特化している、家庭内問題に特化しているところを検索しました。

何箇所か電話をして、その対応の感じで、信頼して話やすい雰囲気がある女性の先生がいらっしゃる事務所に決めました。

まず相談料が、事務所にもよりますがだいたい１時間で５千円〜１万円くらいでしょうか。

慰謝料が取れたら成功報酬として１割。

そして着手金が離婚の場合は２０〜３０万くらいですかね。

ええ。

なので、不倫に気が付いてすぐに相談してしまうと、諸々の証拠集めに何ヶ月もかけているうちにも幾度となく相談料がかかってしまいます。

私の場合は証拠集めを自分でやったので、通常は相談してから慰謝料の請求まで半年はかかると言われれているところを、たったのひと月しかかかりませんでしたから、その分はだいぶ節約できていたと思います。

そうですね。

支払われた慰謝料５００万円の成功報酬１割と合わせて、弁護士事務所に支払った金額は、トータルで１５０万円ほどですね。

だいぶ安く済んだと思っています。

私の場合は、探偵料に少しつぎ込んでしまいましたが、探偵料と弁護士料を合わせると約３００万円…だいたいこれが不倫調査にかかる金額の相場ではないかと思います。

普通は１００万円…せいぜい３００万円。

３００万円請求して、交渉の末１００万円で決着をつけるのが相場みたいですね。

そうなんです。

私は夫の不倫相手を仕事の絡みで知っていましたし、彼女の社会的な立場などからも、１０００万円請求して７００万円で手を打つくらいが妥当だと私は考えていました。

でも、弁護士の先生に、相場よりあまりに高額だと、後々裁判になった時に、私の精神が常軌を逸していると受け取られて不利になりかねないから…と止められました。

では、７００万円請求して、落とし所を５００万円にするのはどうですか？…と聞いたら、それでも危ないからやめたほうが良いと言われて。

今まで何千件もやってますけど、そんなに取れたことないです、３００万円請求してで１００万円で決着するのがせいぜいですって、先生はすごく弱気でした。

はい。

取れる額によって先生の報酬も変わるのですから行きましょう！

今回は絶対、不貞行為の慰謝料５００万円、先生の弁護士人生で初めて取れますよ！！…って説得して。笑

結果、金額の交渉もなく、すんなりと請求額が振り込まれました。

そうなんですよねぇ。苦笑

先生は過去の判例を見てらっしゃるのでしょうけれど、私は相手を知っていてイケると思って提示した金額だったので…

もうちょっと強気な先生にお願いすればよかったかな、とは思っちゃいましたね。

弁護士の先生と相談しながら、慰謝料を請求する書類を作成します。

ざっくり言うと…

「あなたは私の夫と不貞行為を働いていますよね、こういう事実を私は知っていますよ、これに対して慰謝料を支払わないと、証拠を携えて東京地裁に申し立てをします。」

…と言う内容の文章に、弁護士事務所の先生７名の連名を添えた書類です。

それを内容証明郵便で送ります。

その内容証明を、夫が不倫相手の家にいる時を見計らって送りつけました。

それで、私が夫の不倫に気付いてから半年、ようやく夫は自分の不倫がバレていると知ったのです。

「あれはどう言うつもり？」　

「証拠って何？」…って。笑

この時点ではまだ、夫は私がどんな証拠を握っているのかを知らないので、探り探り…って反応でしたね。

不倫相手が弁護士事務所の口座に慰謝料を振り込むと、手数料など引いた金額を弁護士事務所から私の口座に振り込まれました。

弁護士の先生に、「不倫は再犯率が高いのですよ。９９％同じ相手とまだやりますよ。」と言われて、今回提出した証拠は、そっくり先生に預けたままにしてあります。

でも、先生も思いの外慰謝料が取れたので儲かってたのでしょうね、１週間に１回は「その後、大丈夫ですか？」って電話があって、２〜３時間無料で電話相談受けてくれたりもしましたよ。

ええ。笑

そういうことだと思います。笑

「不倫は再犯率が高いのですよ。９９％同じ相手とまだやりますよ。」と言う弁護士の警告（？）通り、慰謝料を受け取ってからひと月足らずで再犯に気づきました。

探偵に依頼した時に、最初にまとめて支払ったお金が３０万残っていて、払い戻しはない契約だったので、どこかで消化しなくちゃ…とは思っていたのですが、そこでも探偵から、「絶対再犯しますから大丈夫。使うときが必ず来ますよ」って言われていたんです。笑

はい。

再犯に気づいた１０日後、夫の“裏のスケジュール”で、謎の会があるのを発見し、ここに行って欲しいと探偵に依頼しました。

ええ。

個室イタリアンでのミーティングなのですが、スケージュールの中でなんとなくその予定にだけ違和感があって。

全くの勘なのだけど。

今回はさすがに夫も警戒して友人も巻き込んでいたのですが、最終的には不倫相手の家に入っていくところを抑えられて、あえなくVERY第2号が。苦笑

いいえ。

夫の両親には見せたのですが、本人は未だに見ていません。

不倫に気づいてから証拠を集めたりしていくうちに、もう夫の洗濯物を干すのも気持ち悪いと思うようになってしまっていました。

なので別居をしようと、他県にある私の実家の近くに、子どもと2人で住む家もすでに契約してありましたし、実は仕事も決まっていました。

それでも、離婚はするつもりはなかったのです。

けれどこの再犯で、もうどうしようもないな、離婚するしかない、と思ってしまって…

そんなに私と子どもが要らないなら、私たちは家族解散しましょう…と、夫に言いました。

今思えば、あの頃はまだ心に余裕があったのだと思います。

でも、もう、私は子どもと生きていければ良いから。

夫がこの先どうなろうと、全く興味がない。

会社も、できるのならば自分でやってみなさいよ。

夫の元に戻る可能性はゼロになった。

離婚しよう。

…そう決意して、夫の両親に話しに行きました。

まさか自分の息子が不倫をしているだなんて、全く信じられないという様子でしたが、例の雑誌VERYサイズの調査報告書２冊を見せたら泣き出してしまいました。

義理の両親に泣きながら詫びられて…申し訳なくなってしまいました。

夫はまさか私が彼の両親にこの事は言わないと高を括っていたようです。

夫は義父に、「ミサトさんが引越し先も決めて就職先も決めてるって言ってるぞ！」って言われて初めて、私が本気で離婚しようと考えていると気づいたようでした。

そして、自分が失おうとしているものの大きさに気がついて、ようやく目が覚めたみたいです。

まずはやっぱり、子どものため…ですね。

子どもが多感な時期だったので…うっすら気づいてたとは思うのですが…夫婦間に何があったのか言いづらくて。

引っ越して転職するのを言い訳に使って、「ママはどうしてもこの仕事につきたかったから、パパとは離れて暮らすことになった」という事にしたかったのです。

それと、もう一つは、義理の両親ですね。

義理の両親があれだけ私を大事に思ってくれていたと思ってもみなかったです。

たとえ離婚しても、私と娘のことは一生面倒をみるとお義父さんが言ってくれて、普段は厳しく当たられることもあったけれど、すごく大事にされていたという事に気がつきました。

１５年間義理の娘として過ごしてきて、たくさんお世話になって、こんなに思ってくれているのに、まだ何一つ恩返ししてないまま、私は立ち去ろうとしてるんだなって思いました。
　
今、義父母と離れると一生後悔すると思い、離婚も別居も踏み止まりました。

うーん…うちの場合は同じじゃないかしら？

私は不倫相手から慰謝料をすでに受け取っているので、夫からは離婚に対する慰謝料を取れないので。

一緒に作った会社だから…半分にできなくて。　

もちろん、会社の価値を半分にしてその金額を現金で払うよう言うことはできたけれど、そう言われて夫が払えないのもわかっていましたし。

払えないとわかっているものを請求するのもどうかと思ったのです。

うちはこれまで一緒に稼いで来てるし、持ってる会社の株も半々だし、会社も可愛いから潰したくないし。

お金でゴネても、揉めてみんなが苦しくなるだけだから。

養育費はですね、年収１２００万円程度で３〜４万円、２０００万円越えると８万〜９万円と相場が決まっているそうです。

私は月に１４万円くらい欲しいと思っていたのですが、そうすると年収３６００万円くらい必要なんですよね。苦笑

生活費も、実はそんなに取れないんですよ。

別居の場合、生活費を払う必要があるのですが、私に収入があるので取れても３万円くらいなんですよね。

その程度の金額なのに、お金で揉めてイライラするのはいやだなーって思っちゃいました。

お金なら自分で稼げるので…子どもの親権さえ取れれば良いと思っていました。

子どもは法定相続人だから、夫が死んだ時に子どもが財産を受け取れれば良いかなって思っていました。

あとは、平穏ですね。

平穏な毎日が欲しかったです。

とにかく殺伐とした日々が続いていたので。

離婚は得することはないって言われましたね。

弁護士の先生には離婚を止められました。

トータル生涯手にするであろうお金の金額や、この先私が苦労するであろう時間を考えた時、離婚は得策ではないだろうと言われました。

この先、二人で稼いでたら、いくら稼げるかを考えるように…と。

逆に、この先一人で老後の資産が稼げるか？とか、生活費・家賃・学費など払っていけるのか？とか考えると不安になりますよね。

定年を過ぎたら、どうするか？

歳をとれば体調不安も出てくるし…

決して年金はあてにできないですしね。

弁護士の先生がおっしゃるように、一人だとやはり子どもを育てて生きていくには負担が多いよなぁって私も思いました。

日々はもう、忘れていますね。

でも、家庭内のパワーバランスは確実に変わりましたよ。

愛犬すらも、私たち家族が揃って帰宅すると、夫と子どもの間を縫って私のところに来ますしね。笑

完全に私の立場が常に優位です。

それと、今はこまめに連絡が入るようになりました。

でも、娘が成人して家を出て、義両親も他界したら…夫と一緒にいる理由はなくなっちゃうかなぁ〜なんて思っています。