画像直リンク対策として被リンク・PVに転換する方法を考えた

画像の直リンク対策

ナマケン

この記事をザックリまとめると、、
・画像直リンク対策の基本は「画像のみ右クリック禁止」
・それでも直リンクされてしまった時に被リンクやPVに転換する方法を考えた
・htaccess等を使った方法についてはどう?

定期的に被リンクチェックツールを確認していると、本当にたまにですが画像直リンクされていることに気が付きますよね。

画像を直リンクされてしまうと、こちらのサーバーに負担がかかってしまうので放置は良くありません。

だいいち何というかとてもイライラします…

最近、久しぶりに画像直リンクされたことをキッカケとして、WELQ問題以来ぶり?に方針を考えました。

その内容をこのページにまとめたいと思います!

まずは自己防衛として画像だけ右クリック禁止

画像の右クリック

誰かに画像の直リンクをされる時は、パソコンの場合画像を右クリックした後に「画像アドレスをコピー」をされることで簡単に直リンクされてしまいます。

この簡単さが画像直リンクをしてしまう(されてしまう)原因の一つだと思います。

なので画像に対して右クリックすることを禁止してしまえば、よほど悪質な相手でなければ、ほぼ画像の直リンク被害は防げるというわけですね。

まずは「自己防衛としてやれるべきことはやっておこう!」ということで、画像の右クリックを禁止してしまいましょう!

ちなみに、

画像をパクられる時も右クリックから
画像をパクられる時も同じで、右クリックから「名前を付けて画像を保存」して画像をダウンロードされてしまいます

画像の直リンクに対しても画像のパクリに対しても、以下で説明する右クリック禁止は有効な対策手段となります!

画像の右クリック禁止は簡単!

WordPressを使っている方でしたら「No Right Click Images Plugin」というプラグインを使えば簡単にできます!

プラグインのページからインストールして有効化するだけです。

設定(Options)は↓のようにしていますので参考にしてみてください。

プラグインの設定

僕の場合はログインユーザーも管理者も、画像を右クリック禁止にしています。

そのあたりは上記の設定から変更可能になっていますので、自分好みに変更しましょう!

反映されない場合はキャッシュ系プラグインが原因かも

「No Right Click Images Plugin」を入れた直後に、本当に画像の右クリックができなくなったか確認してみると、不思議なことに画像の右クリックを禁止できたページとできないページがありました。

できてるページとできてないページがあるということは「キャッシュが原因かな?」と思い、キャッシュ系プラグインである「WP Fastest Cache」をDelete Cacheしてみました。

キャッシュを削除

そうしたら全ページに反映されたので、もし右クリック禁止が反映されない方は、お使いのキャッシュ系プラグインから「キャッシュを消す、クリア」のような機能を探して実行してみてください!

実は画像の右クリックを禁止しても直リンクは簡単にできてしまいます

ここまで画像の右クリックを禁止する方法が有効と書いてきましたが、禁止したとしても、少し詳しい方なら簡単に画像の直リンクは可能です。

具体的には、ページを右クリックした時に表示される「ページのソースを表示」という機能から、画像アドレス(画像URL)を見てしまえば画像直リンクはできてしまいます。

でもそこまでやってくるのはほぼ「PV稼ぎの悪質な業者」のみです。

画像の直リンクは、

  • 悪質な業者が意図的にやるもの
  • あまりwebの知識のない運営者が悪いと知らずにやってしまう
の2パターンが主だと思います。

後者を防げるだけでも、画像の右クリックを禁止することは非常に有効だと思います!

ページ全体の右クリック禁止は?

右クリックで禁止するなら画像だけでなく、テキストをコピーされないようにページ全体の右クリックも禁止してしまった方が良いのでは?という意見もあると思います。

「WP-CopyProtect」のようなプラグインを使えば、ページ全体の右クリックを禁止できるので、テキストをコピーしてコンテンツをパクられることも防げます。
※テキストをカーソルでなぞって選択することもできない

ただ僕がユーザーの時に感じているのは「テキストまでコピー禁止にされているページは使いづらい」ということです。

なので右クリック禁止は画像だけで良いと思っています!

WordPressを使っていない場合は?

Googleで「画像 直リンク 対策」などと検索すると、「htaccessを使った方法」がたくさん出てきますので、そちらで根本からの対策は可能です。

ただ、あまりhtaccessを変更したい人はいないと思うので、WordPressを使っている場合はプラグインで対策する方が簡単です。

自分を守る為にもお問い合わせして止めてもらう手順は必要

画像の右クリック禁止した後でも、画像の直リンクをされてしまうこともあると思います。

その場合、こちらが対策する前に、まずは相手に連絡をして止めてもらいましょう。

後述するように、こちらもそれなりの対策をするわけですから、いきなりやっては相手から恨まれる可能性もあります。

なので自分を守る為にも、まずは相手に丁寧な文章で画像の直リンクを止めてもらうよう連絡をするべきだと考えています。

連絡は、

  • 相手メディア、ブログ等のお問い合わせ
  • Twitter等のSNS
から大半は可能です。

返信があって無事に解決すればそれでOKです。

連絡しても返信がない場合、「意図的に無視しているのか、単にチェック漏れなのか」、こちらがどれだけ考えてもわかりません

連絡したという事実が大事だと思います。

ナマケン

ここまでが準備で、ここから具体的な対策に入っていきましょう!

対策1:被リンクに転換

まずは画像の直リンクを被リンクに転換する方法です。

画像を直リンクされている場合で、相手方のメディアに表示するだけでなく、aタグでその画像にリンクしてくれている場合があります。

例えば僕のアイコン画像で説明すると、↓のようにクリックすると画像だけのページに遷移する場合です。

ナマケン

もしくは画像を表示した後に「出典:ナマケン」のように、画像URLへのリンクが貼られている場合もあります。

この場合は301リダイレクトすることで被リンクに転換することができます。

301リダイレクトで被リンクに転換

例えば「Simple 301 Redirects」プラグインなどを利用して、

コード

(1)直リンクされている画像URL ※例https://pursey.jp/wp-content/uploads/2019/10/namaken.png
から
(2)リンクして欲しい自分のページ
301リダイレクト(転送)をかけます

つまり画像をクリックすると、「(2)リンクして欲しい自分のページ」にページ転送されるようになります。

すると301リダイレクトによって、「(1)直リンクされている画像URL」は「(2)リンクして欲しい自分のページ」に変更(統合)されたと判断されます。

そのことによって、実際にリンクされているのは(1)の画像URLですが、(2)で指定したページが被リンクGETしたことになります。

もちろん「nofollow」タグが使われているでしょうし、どこまで有効な被リンクになるかはわかりません。

ただ画像の直リンクをされたというマイナスを、少しでもプラスに転換できるのですから、やっておかない手はないと思います!

画像は差し替え

直リンクされた画像URLは301リダイレクトしてしまうので、自分側のメディアでその画像を表示している箇所は、同じ画像に別の名前を付けて差し替えしておきましょう!

対策2:PVに転換

次はちょっとでもPVに貢献する為の方法です。

画像を直リンクされている場合で、↓のように相手方のメディアに画像が表示されるだけのこともあります(リンクはどこにもなし)。

ナマケン

この場合は、もしかしたら画像を削除してしまうのが一番良い方法かもしれません。

でもせっかく直リンクされたのだから「何かマイナスをプラスに変えるようなことをしたい!」という思いも捨てきれません。

そこで考えました。

せっかくこちらの画像が相手方のメディアに表示されているのだから「そこで何かを宣伝してしまえばいいのでは!」

宣伝案1:関連する記事のタイトルを表示

例えばアドセンスのレクタングルのようなバナーを作って、そこに見て欲しい記事のタイトルやアイキャッチを入れておきます。

レクタングル

ほとんどの場合、画像の直リンクをして使うということは、ページの内容も似通っていると思います。

なので、相手側のページに自分の記事のタイトルを表示できれば、少しだけ宣伝になるかもしれません。

クリックしても遷移しないので効果はそれほど期待できませんが、転んでもただでは起きたくないならアリだと思います。

宣伝案2:漫画などのキラーコンテンツ

実際に上記をやってみたところ、正直自分でも効果は微妙だと思いました。

なので4コマ漫画など画像だけ見て楽しめるキラーコンテンツを表示させる方が有効かもしれません。

そのあたりは今後の課題です。

参考:ネットでよく書かれている直リンク対策について

シンプルに画像削除

画像の直リンクをされた場合は、その画像をサーバーから削除するのが最も適切な対処法なような気もします。

この方法なら難しいことは考えずに解決が可能です。

ただ、泣き寝入り感もありますので、そこをどうとらえるかは運営者の考え方次第と思います。

htaccessでの禁止

画像の直リンク対策で調べると、ネットではhtaccessを使った方法が一番言及されています。

ただ、既にこの記事内でも書いてますが、

  • htaccessはなるべく変更したくない
  • WordPressを使ってるならプラグインを入れる方が簡単

なので、少なくともWordPressで運営している方にとってはhtaccessを使った対策は不要と思います。

エロ画像や画像パクリなどと書いた画像への差し替え

WELQ問題の時に出てきた少し過激な対策として、直リンクされた画像URLはそのままにして、画像の内容を、

  • エロ画像、グロ画像
  • 画像をパクるなと書いた画像

などに差し替えるという方法も見つかります。

ただ、これはいくら仕返しとは言え、恨みを買いそうですし、あまり過激すぎる対策は取りたくないので避けたいところです。

ナマケン

画像の直リンクをされたとしても「仕返しをしたいというより何らかの恩恵に変えたい」と考える派ですので、被リンクやPVにつなげる方法をこのページで紹介しました!