ナマケン
だけどこの機能に本当に期待していいのか不安なので、緊急時に困らないようにテストしてみました!
防災グッズの中には乾電池が不要で、手回しで動くランタンやラジオが売られています。
この手回しで充電できるのは本体だけでなく、充電ケーブルでつなぐとスマホまで充電できてしまうのです。
ただ、ランタンやラジオなら少ない電力で動くので手回しでもいけるみたいなのですが、電力消費の激しいスマホとなるとやや不安ですよね。
「これは停電本番で困る前にテストせねば!」ということで試してみました!
ランタンの手回し発電機能でiPhoneを充電してみた
僕が購入したのは「ThorFireのLEDランタン」です。
乾電池を入れるところがそもそもなく、完全手回しで充電して使えます。
今回は本体の充電機能ではなくケーブルでつないだスマホを充電できる機能が実用で使えるかどうかのテストを行っていきます。
さっそくThorFire本体とiPhoneをケーブルでつないで、手回し発電してみました!
※MicroBのケーブルが付属していますがiPhone用は自前で用意する必要があります
オレンジ色がランタン本体です。
白い充電ケーブルの先にはiPhoneが接続されています。
ランタン本体側を手回しで発電させるので、本体側をコンセントとイメージすると、いつも充電している時と同じ構図になるので理解しやすいと思います。
準備ができたら黒い取っ手部分をグルグル回して発電していきます。
iPhoneが起動しリンゴのロゴが表示される。
しっかり充電できてるという期待感。これは実用で使えるかも!
ちなみに手回ししてる時は上の画像の「電源マーク模様のスイッチ」の左側にあるポチッとなっている部分が赤く点灯します。
2%充電済みとなっていることを確認。
これは10分回したら3%くらいいくかな。
10分回しても2%充電済みのままだったので回し続けると、なぜか12分経過時点で1%に下がる。
握力がとっくに限界に達して腕がぷるぷるになったのでここで終了…
ナマケン
ランタン本体は手回しで十分使える!
公式発表では、1分間に120回手回しすると、
- ハイモードでは18分連続点灯
- エコモードでは40分連続点灯
実際、僕が50秒で120回手回ししてみたところ、ハイモードで上の画像のようにものすごく明るい状態が続くのは5分ほどでした。
その後に「20分くらいは緩い明かりで使えるかな~」という感じでした。
1分の手回しでそれくらいの時間は使えるので、乾電池不要のランタンとして緊急時には役立つと思っています。
今度はラジオの手回しでiPhoneを充電してみた
続いて、手回し機能が付いているラジオでもiPhoneの充電を試してみたいと思います。
上で紹介したランタンと同じで、ラジオ本体の充電も手回しでできるし、ケーブルでつなげばスマホの充電も可能という防災グッズですね。
こちらもMicroBのケーブルが付属していますが、iPhone用は自分で準備しないといけません。
またスイッチを2ヶ所ほど充電モードに設定しないといけないので、その点だけ注意が必要です!
ここすごく重要です!
「AAAとLI-ION」に合わせるスイッチがあるので必ず「LI-ION」に合わせてから手回しを始めましょう!
AAAに合わせたままだとスマホに充電されませんでした。
ラジオの下側にあるスイッチも「スマホ充電」を意味しているマークに合わせます。
説明書の入力端子・出力端子の解説がわかりづらかったので画像に収めておきます。
これもラジオ本体側がコンセントとイメージすれば間違えないと思います。
上のような形で手回し発電を開始します。
ケーブルの先にはiPhoneが接続されている状態です。
しっかり発電できています。
ランタンと比べて1分遅れの6分で2%充電済みに到達!
肝心なのはここから3%にいくのか1%に戻るのかです。
なんと9分で3%に到達しました!
この先手回しを続ければ5%にはいきそうな感触はありました。
腕が限界に達したので実験は10分で終了。
ナマケン
緊急時に繰り返しこれをするか?と考えてみると、すぐに使わなくなるような気がします。
手回し発電専用機のポケットソケットはどう?
ここまで紹介してきたランタンとラジオは「手回し機能を利用してスマホ充電もできるよ」というオマケ的な意味合いも強いです。
探してみると「ポケットソケット」という手回し発電専用機もあります。
こっちは購入してないのですが、
- ヒカキンさんの動画(下記)を参考にすると30分回して3%の充電
- アマゾンのコメントを参考にすると「人による」
まとめ:手回し発電でのスマホ充電には期待しない
防災対策として手回し発電でのスマホ充電をチェックしてきました。
実際、大地震などで停電が起こった時に、この機能に期待して初めてスマホを手回し充電してみたら、かなり精神的ダメージが大きいはずです。
緊急時に使うものなのでやや辛口ですがスマホの充電については他の方法を考えておいた方が良いと思います。
一番安定的なのは下記のページで紹介しているモバイルバッテリーを、週1くらいのペースで充電しておくことかなと思います。
ただそれも停電が長引いたらいずれスマホは使えなくなるので、スマホの充電問題はなかなか根本的な解決策を見つけるのが難しいですね。
ソーラーパネルという手段も残っているので、引き続き模索していきたいと思います(後日、ソーラーモバイルバッテリーを試してみました↓)。
太陽光で充電できるソーラーモバイルバッテリーが災害(停電)時の助けとなるか試してみた
大地震に備えた家庭の防災グッズについては、
首都直下地震に備えて我が家に必要な防災グッズを揃えてみた
でもまとめています!