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子供が小学校に入学し、学校生活に慣れてきた頃、多くのママがお友達との関係を気にし始めるようです。
学校の休み時間の様子と同様に気になるのが、放課後の過ごし方ではないでしょうか。
子供が放課後にお友達と遊ばないタイプだと、
- 学校でお友達と仲良くなれていないのではないか
- いじめや不登校につながるのではないか
- 遊ばないことでコミュニケーション力が育たないのではないか
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母の私は静観していたものの、二年生になっても状況が変わらずに不安でいっぱいになり、担任の先生に相談をしました。
そのときに担任から受けた6つのアドバイスで捉え方が変わり、息子の成長の力を信じることができるようになりました。
この経験が同じような悩みを持つママの支えになればと思い、この記事を書きたいと思います。
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主に低学年のお子さんをお持ちのママ向けの記事となっています。
学校と家庭だけでコミュニケーションは十分学べる?!
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- お子さんは家族に挨拶をしますか?
- ありがとう、ごめんなさいが言えますか?
- お子さんは目の前でお友達が転んだらどうすると思いますか?
私は「挨拶などはできるし、転んだ子には声をかけて手を差し伸べると思う」と伝えました。
すると担任は「お子さんには既に人との関係を築いていける力が十分に育っていますよ。」と言ってくれました。
記事を読んでくださっている皆さんにもこのことを前提として理解した上で、続きを読んでいただきたいと思います。
担任の先生からのアドバイス6つ
担任は、心配ばかりしている私でも子供を見守っていけるように次のようなアドバイスをくれました。
すぐに放課後にお友達と遊ぶようになる、というアドバイスではなく、”子供の社会的な成長を邪魔しないためのアドバイス”です。
共感できるものがあれば、ぜひ取り入れてみて下さいね。
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1:子供をよく観察してみる
放課後に遊ばないことについて、ママは心配しているけれど、子供本人は全く困っていないことは多々あります。
全ての思い込みを脇へ置いて、お子さんの様子をよーく見てみて下さい。
- 登校を嫌がる様子はありますか?
- 放課後自宅にいるときはリラックスしていますか?
- その子なりの食欲はありますか?
学校に行くのを嫌がらず、自宅でリラックスできていて、食事を美味しくとれているのならOK!
お子さんは困っていないので、ママもまずは肩の力を抜いてリラックスしましょう♪
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必要に応じてスクールカウンセラーに相談することもできます。
2:必要だからそうしていると考える
家庭から離れて学校へ行き、授業を受け、クラスメイトと関わり、規則を守る・・
特に低学年で学校生活に不慣れなうちは、親が思っている以上に子供は学校で気を張っており、消耗しているのだそうです。
だからこそ、放課後はゆったり過ごす子も多いとのこと。
心と体にとって必要な休息を子供なりに無意識にとっていると考えられます。
3:友達作りに介入しない
放課後にお友達と遊べるようにと、ママ友に頼んで遊びの約束を取り付けたりするケースもあるようですが、長い目で見ると得策ではないそうです。
なぜなら、子供自身が一緒に遊びたい相手を見つけて、自ら関わりを持つ力を獲得する機会を奪ってしまうからです。
もしかしたらお子さんは今、次のような状況にあるのかもしれません。
- どんな子がいるのかな?と周りを観察している途中
- 遊びに誘ってみたいけど誘い方を考えている途中
- 遊びに誘う勇気がなかなか出ないなーと思っている途中
たとえば「友達に自分から声をかけられない」現状があったとしても、学校の集団生活内で、周りの子が遊びの誘いを行っている様子をみて、学ぶこともできますね。
ですから、焦る気持ちから友達作りに介入したくなる気持ちは、子供のためにぐっと飲み込んでおきましょう。
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その代わりに、家庭内で自分と息子が遊ぶ約束を取り付けたりして、自然に誘い方を学べるようにさりげなくサポートしました。
4:人と比べない
他の家庭との比較が良くないのはわかっていても、例えば、
- 公園で同学年の子供達が、ワイワイ皆で楽しそうに遊ぶ様子を目の当たりにした
- ママ友から、お子さんの交友関係の話を聞いた
この気持ちはとてもよくわかります。
入学間もない頃からお友達と遊べる子もいれば、私の子のように3年間かかるようなタイプもいます。
一人で遊ぶ方が楽しい子も一定数います。
子供の性格・成長はひとりひとり異なることを、改めて自分に言いきかせて、まっすぐ子供の現状を見つめていきましょうね。
5:根掘り葉掘り聞かない
学校で誰と遊んだとか、友達はいるのかとか、心配そうな表情を浮かべた母親から毎日のように質問攻めされたら、子供はプレッシャーを感じてしまうそうです。
「ママを心配させたくないから友達を作らなきゃいけない」と思わせてしまうことに繋がりかねません。
本人の中に「友達との関わりを持ちたい」という欲求が自然に沸き起こるからこそ、「そのためにはどうする?」と、自分で考えることができます。
子供の心の成長をゆったり見守ってあげたいですね♪
6:スキンシップをたくさんとる
子供にとって母親とのスキンシップは心の栄養そのもので、新しいことに挑戦する勇気・意欲、困難に耐える力、そういうものの源泉になります。
また、愛されている実感が心を満たし、お友達との関係も良好になるという利点もあります。
低学年の子供は重たいですが、椅子に座った状態でたくさん抱っこしてあげましょう♪
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放課後の過ごし方のアイデア
放課後の時間、お友達と遊ばないならば、「何をして過ごせばいいの?」という悩みが出てくると思います。
習い事はもちろん良いアイデアですが、せっかくならば、親子で過ごせるメリットを活かして、楽しい時間にしてみましょう。
では早速いくつかアイデアをご紹介します。
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家事のレッスンで生活力をつける
せっかく放課後にママと子供で家にいられるのですから、将来のために生活力を付ける機会にするのも一案です。
毎日では嫌がられる可能性があるので、あくまで週に1~2回にして、時間も短めにすると、子供も楽しく取り組めますよ♪
「今日はお菓子作りレッスン」「今日はお風呂掃除レッスン」など、子供に教えながら一緒に家事をするだけです。
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家事も進んで一石二鳥です!
本気で折り紙
低学年は平面図形の感覚を養うのに適した時期なのだそうです。
折り紙は平面図形が知らず知らずに得意になるアイテムなのをご存知でしょうか。
折る過程で手を動かすので、脳内に図形のイメージができるようになるのです。
女の子の遊びのイメージがあるかもしれませんが、意外にも折り図の解読が得意な男の子も多いので、性別に関係無く遊べます。
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図鑑を持って近所を探検
鳥や植物、虫の図鑑を持ってお子さんと一緒に近所を探索して、実際に探してみるのもとても楽しいです。
「今日は木の日」
「今日は花の日」
などと、ジャンルを分けて探検します。
例えば同じ植物や虫でも、季節が変わると様相が変化することを実際に観察させることもできます。
「図鑑に載っているものを探す」という目的があることで、子供にとっては「宝探し」のようなワクワクする時間になります。
教科書や図鑑の絵や写真を見るだけより、自ら探して実際に触れることで記憶に残りやすくなる効果があります。
更に、興味関心も高められるのでとてもオススメ!
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勉強っぽくないドリルに挑戦
子供が喜んで取り組めるタイプの学習ドリルに親子で挑戦するのも、有意義な過ごし方ではないでしょうか。
下で紹介しているようなパズルや謎解き、迷路などの要素が盛り込まれたタイプは、子供の食いつきが全く違います。
なぞぺ~シリーズ
なぞぺ~とは、なぞなぞペーパーの略だそう。
問題が面白くて子供受け抜群な上に、挿絵も可愛くて言うことなし!
空間なぞぺ~、図形なぞぺ~など、種類が色々♪
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宮本算数教室のドリル
じっくり考えることが好きなお子さんにオススメ。
学校の算数の授業とはまた違ったアプローチで、算数のセンスを磨けます♪
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どんなドリルでもママも隣で同じ問題をやるのがモチベーションを上げる最大のポイントです♪
ゲームを親子で本気でやる
姑息だと自分でも思いますが、勉強要素を入れた遊びを嫌がられないためにも、私は息子の好きなゲームを一緒に本気でやる時間も作っていました。
それにゲームは一人でやらせてしまうよりも、「誰かと一緒にやるもの」と思わせた方が、お友達との遊びにつながると思ったからです。
実際に息子が4年生からお友達と遊ぶようになったきっかけも、ゲームだったようです。
対戦できるタイプのゲームを、大人げなく手加減ナシでガチバトルをします!
(あまりに差が出来たときは多少のハンデを付けるかを子供と相談しましたが・・。)
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疲れたら親子で図書館へ!
毎日のように子供の相手をするのは、正直に言えば疲れを感じるときもありました。
そんな時は、図書館を利用してみて下さい。
子供もママも、お互いに好きな本を館内のテーブルで読んでゆったり過ごせて、精神的に程よい距離感を持てるので、良いリフレッシュになります。
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ママ自身のケアも忘れずに!
女性は人とのコミュニケーションを重視する傾向があるので、子供の友人関係についてはパパよりもママの方がストレスを受けやすいそうです。
母は強しと言えども、ママの一人の人間。
ストレスを抱えてしまうのはとてもつらいことですね。
そしてそのストレスが子供に向かってしまうと、ママ自身が罪悪感で更に苦しむ負のループに陥ってしまいます。
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- 夫に話を聞いてもらう
- 夫の協力を得て、週末に育児と家事を休ませてもらう
- 実母に話を聞いてもらう
- スクールカウンセラーに相談する
皆さんも自分がどうしたら安心できるかを優先して考えてみて下さいね。
そして、何よりも子供と放課後を一緒に過ごせることの良い面にフォーカスしてみましょう!
きっと有意義な時間に変えていくことができますよ♪
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陰ながら私も応援しています♪