sakae
子供を工場見学に連れて行ってみたら無料で予想以上に楽しむことができました!
春休み・夏休み・冬休みなどの長期休みのイベント作りに便利ですよ。
最近よく耳にするようになった「工場見学」。
初めて行く時は、
- 行ってみたいけど、お金はかけたくないな
- 年齢的に子供は十分楽しめるかな?
そこでこの記事では無料で行ける工場見学の探し方を紹介します!
また「子供の年齢に合わせた工場見学の選び方」についても考えをまとめているので参考にしてくださいね。
無料で行ける工場見学の探し方
工場見学の情報はネットで見つかりますが、無料のものと有料のものが混ざっていて無料の工場見学だけ探そうと思うと意外に難しいです。
無料に絞るには、子供とお出かけ情報サイト「いこーよ」の「全国のおでかけスポット」の画面から入ると便利です。
以下はスマホで見た時の画面で紹介していきます!
1.全国のおでかけスポットから「工場見学」を検索する
まずは「全国のおでかけスポット」の画面を開きます。
検索条件を設定する項目として、
- 全国(関東、関西など)
- ジャンル(アスレチック、遊園地など)
- こだわり(無料、ベビーカーなど)
すると、ジャンルのメニューが表示されるので、下にスクロールし、「体験する」の中の工場見学を選択します。
下の画面が表示されジャンルを工場見学に設定できました。
2.無料の工場見学に絞る
次に「無料」の工場見学に絞ります。
条件設定で「こだわり」を選ぶと、「こだわり条件を選ぶ」という画面が表示されますので無料にチェックを付けます。
これで「無料の工場見学」に設定できました。
3.都道府県で絞って、家から行ける無料の工場見学を探す
最後に地域や都道府県で絞ります。
条件設定の「全国」を選ぶと地域が表示されますので、お住まいの地域を選びます。
さらに都道府県で絞り込めば家から行ける無料の工場見学を見つけることができます。
例えば東京都を選択すると下のような条件設定画面が表示されます。
下の方にスクロールすると選んだ都道府県の無料の工場見学が表示されます。
子供の年齢に合った工場見学の選び方
上記のやり方で無料の工場見学を検索すると、たくさん出てくるので、どこに行くか迷ってしまいますよね。
子供の好きな工場に行くのが一番ですが、悩んでいる方のために年齢に合ったオススメの工場見学を紹介していきます。
工場見学の種類 | オススメ | |
---|---|---|
(1)幼稚園 | お菓子 おもちゃ | お菓子 |
(2)小学校低学年~中学年 | 食品 飲料 | 食品 |
(3)小学校高学年 | 学用品 スポーツ用品 日用品 乗り物 農業 環境関連 機器・機械 鉄鋼 建設 畜産 エネルギー 伝統工芸 マスコミ 研究機関 官公庁 レジャー施設 防災 物流 | 日用品 乗り物 伝統工芸 |
(1)「幼稚園」ならお菓子がオススメ
工場見学に行こうかなと考え始めるのは小学校低学年前後が多いようですが、幼稚園の子でも、大好きなお菓子やおもちゃなら楽しく見学できます。
特にお菓子は、
- 工程がわかりやすい
- 最後にお菓子のお土産がある
1. 工程がわかりやすい
いくつものパーツに分かれたものを最後に合体させる場合、今見ているのがどの部分か理解していなければいけません。
例えばバッグを作る場合、革の部分と金具の部分に分かれ、革の部分もいくつものパーツに分かれているので、結構難しいですね。
その点、お菓子の場合、細かいパーツに分かれることがないので、工程がわかりやすく、幼稚園の子供でも混乱しないで見学できます!
2. 最後にお菓子のお土産がある
これもお菓子工場の魅力です。
特に年少さんだと見学中にだんだん飽きてくることもありますよね。
そんな時に「お土産のお菓子があるよ♪」と言えば、最後までかんばれるかもしれません!
年中さん・年長さんも騒がずに見学するのはまだまだ大変。
最後までがんばったごほうびになりますね。
sakae
年少さんで最後まで飽きずに見学できるか心配な場合は、見学コースが短めな工場見学を選ぶとよいかも知れません。
好きなおもちゃがあれば、おもちゃ工場もいいですね。
細かいパーツからいつも遊んでいるおもちゃが完成するのを見るのは興味津々でしょう。
ただ、パーツを組み合わせていく工程が幼稚園の子にはちょっと難しいかも知れません。
また、おもちゃ工場は数が少ないので、好きなおもちゃの工場が近くにない、ということも多いのが難点です。
(2)「小学校低学年~中学年」なら食卓に並ぶ食品
小学校に上がると、学校でも食育に力を入れていて「食への興味」もふくらみます。
文部科学省のホームページには、食育のページがあり、下のような教材も掲載されています。
(出典:文部科学省ホームページ(http://www.mext.go.jp))
食品は、日頃から見て食べている身近なものであるうえに、こういった学びを通して食品への興味が大きくなるので、お菓子よりも、食卓に並ぶ食品の工場を興味をもって見学できます。
家族でタカノフーズの納豆工場の見学に行ってきました
小4の長男、小1の次男と一緒に、おかめ納豆で有名なタカノフーズの工場見学に行きました。
1.納豆博物館の見学
早く着いたので、先に納豆博物館の見学をしました。
納豆についてのDVDやクイズを楽しんだり、実際に豆を触って大きさを実感したりしました。
2.スタッフ付きの見学コース
豆を洗浄→蒸す→納豆菌をスプレー→パック詰め→発酵・熟成→包装、という一連の流れをスタッフの説明を受けながら回りました。
3.試食
納豆の食べ比べと豆腐の試食をしました。
4.お土産
最後にお土産の納豆ふりかけをもらいました。
全部で所用時間90分程度とちょっと長めでしたが、1年生の次男も興味津々で見学できました。
食育的な効果も期待できる
食品工場なら、食への関心が高まること間違いなしです。
好きな食品ならますます好きに、あまり好きでない食べ物でも、製造過程を見たりスタッフの説明を聞いたりして、好きになるかも知れません。
我が家の場合、子供たちはもともと納豆が好きでしたが、工場見学で「納豆菌は3日間お腹の中で生きて腸内環境を整える」ことを習い、3日に1回は食べる習慣になりました。
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大人でも効果があるなら、子供の場合はもっと期待できそうですね。
(3)「小学校高学年」なら工業製品がオススメ
高学年になると視野が広がり、学校でも5年生の後半に社会科で、
- わたしたちの生活と工業生産
- わたしたちの生活と通信・情報
- わたしたちの生活と環境
中でもオススメは
- 日用品
- 乗り物
- 伝統工芸
1.日用品
学校の社会の授業でも、まずは「身の回りの工業製品はどこで作られているのだろう?」から始めるようです。
歯ブラシ、歯磨き、石けんなど洗面所で使う物、台所で使う物、居間で使う物など毎日の生活の中で使うものはなじみがあって、工場見学してもわかりやすいですね。
2.乗り物
小さいころから自動車、飛行機が好きな子は多いですが、見学して理解できる年齢となると、高学年くらいでしょうか。
学校でも自動車工業についてかなり詳しく勉強するので、その後で工場見学に行くとしっかり学べそうですね。
3.伝統工芸
最近、中小工場の技術力が注目されていますね。
学校でも、中小企業で昔ながらの技術で作られている「伝統工芸」について勉強し、興味を持つ時期なのでオススメです。
都道府県の観光協会が工場見学のパンフレットを出していることも
都道府県によっては、観光協会などが通常の観光案内とは別に工場見学のパンフレットを出していることがあります。
県内の企業の振興のために作られているものなので、地元の小さな工場の情報も載っています。
それぞれの工場について電話、住所、工場見学を申し込める最低人数、予約方法が記載されていて、有料の場合は料金も載っています。
料金の記載がなければ無料です。
観光案内所や道の駅、県の施設などに置かれていますので、地元にあればぜひ入手してみてください。
思ったよりも近くで工場見学ができるかも知れませんよ♪
見学したい工場が見つかったら予約しよう
工場見学には事前に予約が必要なこともあります。
見学したい工場の情報を見て、予約が必要であることがわかったら期限までに予約しましょう。
予約方法を確認しよう(ネット予約できるところが増えています)
予約方法は、それぞれの企業のホームページの工場見学の案内ページに載っています。
電話、メール、ネット予約があり、最近はネットで出来るところが増えました。
何日前までに予約すればよいかも確認しましょう。
見学日や見学時期が決まっている場合もあるので要確認
工場なのでお盆や年末年始はやっていないところが多いです。
それ以外にも、見学日が決まっている工場、見学できる時期が決まっている工場もあります。
土日休みのところも
学校や幼稚園が休みの週末に行きたいところですが、土日は稼働していない工場も多いので、確認しましょう。
夏休み、春休み、それから子供の学校行事の振替休日は、平日のみ稼働している工場を見学するチャンスですよ♪
予約なしで行ける工場もあります
検索サイトの各工場の情報ページで「予約不要」と記載されていれば、予約なしで急に行っても大丈夫です。
スタッフがついて説明してくれる見学コースは予約が必要なところが多いですが、自由に見て回る「自由見学」や、製品についての展示が中心のミュージアム的な工場見学なら、予約なしで行けますよ。
工場見学はこんなに楽しめて無料!
工場見学のお楽しみポイントと、さらに楽しむための工夫を紹介します。
下調べしてから行くと、興味がわいて当日の楽しみが倍増
行く前に本を読んだりして少し調べてから行くと、見学当日、説明がよくわかります。
先日かまぼこ工場に行きましたが、行く前に子供たちとこんな本を読みました。
盛り上がり過ぎて、子供と一緒にかまぼこの試作までしてしまいました(かまぼこらしくないですが…)。
参加当日は、筆記用具を持って
子どもにノートと鉛筆を持たせると、気分が盛り上がるようです。
バインダーにノートをはさむと、立ったままでも書けて便利ですよ♪
時々、スタッフの方から「メモとれてますか?あれ、弟くん、さっきから進んでないよ」なんていうツッコミもありましたが(笑)、人の話をよく聞いてメモをとる練習になりました。
見学コースでスタッフの説明を聞くことができる
スタッフ付きの見学コースなら、スタッフのわかりやすい説明を聞きながら、親も子供も一緒に見学を楽しめます。
タカノフーズの納豆工場の見学コースは下のような流れでした。
- 大豆が運び込まれる
- 入荷された大豆を選別
- 大豆を洗う
- 大豆を蒸して煮豆にして納豆菌をスプレー
- 煮豆をパックに入れる
- 発酵・熟成
- 包装
一つ一つの工程でスタッフが説明してくれるので、よくわかります。
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知識も限られているし…
納豆工場では「発酵前の煮豆の状態でパック詰めする」ことを知りました。
なるほど、ネバネバする前にパックに入れてしまうんですね!
体験コーナーもある
見るだけでなく、体験するコーナーもあります。
明治のヨーグルト工場「明治ミルク館」では、牛の模型で乳搾り体験をしました。
試食や実用的なお土産がもらえてオトク
工場見学の最後に試食したり、お土産がもらえるのも魅力です。
アサヒビールの工場では、サイダーにジャムを入れる飲み方が紹介され、自分で作って試飲し、大人にはビールが出されました。
お土産は、特に食品工場だと充実しています。
キッコーマンの醤油工場では醤油を参加人数分(4人分!)もらい、しばらく醤油を買う必要がなくなりました。
無料で工場を見学して、しかも食料品までもらえるなんてオトクですね♪
子供と一緒に買い物に行って、その工場の商品を見つけてみる
子供と一緒に買い物に行って、その工場の商品を見つけてみるのも楽しいですね。
というより、子供のほうが先に見つけて教えてくれます。
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詳しく知るためにまた本を読むのもいい
興味がわいたところで、詳しく知るためにまた本を読むのもいいですね。
上でご紹介した「かまぼこの絵本」を含む農文協の「つくってあそぼう〇〇の絵本」のシリーズのほか、学研の「〇〇のひみつ」のシリーズもオススメです。
漫画も入っていて子供にとって読みやすく、内容も充実しています。
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