小学生・中学生の自由研究&自由工作ネタは「科博サイエンススクエア」で見つかる!

サイエンススクエアアイキャッチ

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夏休みの子どもの自由研究、考えるだけで気が重くなります・・泣

小学生、中学生の子どものいる親にとって、夏休みの宿題は悩ましい問題だと思います。

とりわけ、自由研究(または自由工作)は読書感想文と並んで、大変な宿題の筆頭とも言える存在!

やることが決まっているドリルとは違って、自由度が高い分、研究や工作のネタやテーマ探しに苦心する親子も多いのでは。

そんな自由研究・自由工作が簡単に、しかもほぼ無料でできるイベントが実は毎年、「国立科学博物館」(通称:科博)で開かれているのをご存知でしょうか。

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今回は科博の科学体験イベント「サイエンススクエア」について、我が家の参加レポートを含めて詳しくご紹介します!

自由研究のネタ探しに迷える親子、必見ですよ♪

サイエンススクエアとは

サイエンススクエア」は、科学に触れて、科学に親しむことを目的とした科学体験イベントで、毎年夏休み中に東京・上野公園内の国立科学博物館(以下、科博)で開催されています。

学校、自治体、企業、NPO、当館ボランティア等の出展協力により、未就学児から高校生まで幅広い年齢層の子どもを対象として、実験・観察・工作など、たくさんの企画を開催しています。

まさに自由研究や工作の「ネタの宝庫」と言えるイベントです!

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各企画で、その道の専門家や学生が子どもに指導してくれるので、親は見学しているだけでOK。

実験の内容をまとめたレジュメがもらえたり、制作物をもらえたりするので、自由研究・自由工作にぴったりなのです!

どんな実験や工作があるの?

サイエンススクエアの開催期間は3週間弱。

その期間内におよそ50種類の企画が催されています。

企画の一例
  • 川原の石の標本箱を作ろう
  • 歩行するロボットを作ってみよう
  • 始祖鳥の立体模型を作ろう
  • 偏光板万華鏡作り
  • 腸内細菌ってなんだ?

自然科学に関する実験や観察、各種工作など、色んなジャンルの企画が用意されています♪

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企画には、事前申し込み制(Web抽選)のものと、当日申し込みのもの、2種類があります!

事前申し込み方法(Web抽選)

事前申し込み制の企画は次の手順で申し込んで下さい。

STEP.1
サイエンススクエア特設サイトにアクセス
国立科学博物館のホームページ内の、サイエンススクエア特設サイトにアクセスします。
STEP.2
企画を検索
日時や時間帯、対象年齢などの条件から、該当する企画を検索します。
STEP.3
希望する企画に応募
検索結果の中から、希望する企画を選択して応募ボタンを押します。
STEP.4
必要事項を入力
画面の案内に従って、名前や年齢やメールアドレスなど必要事項を入力して参加申し込みを行います。
STEP.5
自動返信メールが届く
参加申し込み完了メールがメールアドレス宛に届きます。当選した場合のみ、後日当選通知メールが届きます。

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実験当日は、受付で当選メールの提示を求められますので、当選メールは必ず保管しておいて下さいね。
MEMO
Web抽選企画の当選者が参加をキャンセルした場合、企画当日に会場で追加受付を実施しています。

サイエンススクエアでかかる費用について

国立科学博物館は、高校生以下は入場無料。

そしてほとんどの実験・工作が無料です。

一部、有料の企画もありますが、100円~高くても数百円程度と激安価格!

保護者は入場料がかかります。

参加予定日数が3日を超えそうな場合は、保護者は予めリピーターズパスを購入する方がお得です。

国立科学博物館のリピーターズパス(年間パスポート)8つの特典を使いこなそう!無料で自由研究も♪

サイエンススクエアに参加してみた!

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我が家では息子が幼稚園年中の頃から、毎年のようにサイエンススクエアに参加しています。

2018年の夏休みは、小学3年生になった息子と全部で5日、参加してきました。

息子は入場無料なので、保護者の私のみリピーターズパスを購入。

事前申し込みのWeb抽選企画は5つ当選していました。

↓ 当選通知メールはこんな感じで1企画毎に届きます ↓

当選通知メール

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応募した企画の総数に対する当選率は、3割くらいとまずまずの成績!

参加した各日は、事前申し込みで当選した企画に加えて、息子が興味を示した当日申し込み制の企画を楽しみました。

続けて実験レポートをご紹介します!

体験レポ:おいしい野菜のヒミツ!DNAを見てみよう!

2018年に最初に体験したのが、「おいしい野菜のヒミツ!DNAを見てみよう!!」という企画。

野菜のDNA

対象年齢は小学3年生~小学6年生で、参加費は無料。(※事前のWeb抽選制)

所要時間は60分と少し長めですが、アシスタントの方が全面的に子どもをサポートしてくれるので安心です。

↓ 配られた小松菜を、乳鉢でひたすらすり潰して、細胞壁を壊します。↓

実験2

DNAを取り出しやすくするための薬品を追加して、マイクロピペットという研究者が使用する器具を使って、試験管に液体を入れています。

野菜DNA実験中

写真では見にくいですが、試験管内にモヤモヤとした繊維状のものがあり、それがDNAなのだそう。

DNAの試験管

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DNA入りの試験管と、実験概要をまとめたレジュメをお土産にもらいました♪

専門家から、DNAについてもわかりやすい解説を受けられて、子供達は真剣に聞き入っていました。

体験レポ:人工イクラを作ってみよう!

化学好きな息子が喜んでいたのが「人工イクラ」を作る実験でした。

対象年齢は小学3年生~高校3年生、参加費は無料で、所要時間は60分。(※事前のWeb抽選制)

主催は、日本大学の生産工学部で、教授だけでなく、実験アシスタントとして学生さんたちもいらしゃいました。

人工イクラ実験会場

教授の説明と、各自に配布されたレジュメ(持ち帰り可)をもとに、学生さんの援助を受けながら実験が進みます。

人工イクラレジュメ

アルギン酸ナトリウムや、塩化カルシウムといった薬品を使って、できた人工イクラがこちら。。(色は各自で選べます)

人工イクラ

薬液の中で、イクラのような物体ができる様子に、参加した子供達は大興奮でした。

実験で使用したプラスチック製のビーカーや薬さじ、注射器、人工イクラなど全てお土産としていただけて、子ども大喜びです。

人工イクラ実験セット

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制作物とレジュメがあれば、家でまとめなおして、夏休み明けに自由研究として学校に提出できますよ♪

体験レポ:元素記号ビンゴ

上で紹介した2つの実験はいずれも事前にWeb抽選がありましたが、こちらの「元素記号ビンゴ」は当日会場で直接申し込みが可能な企画です。

対象年齢は小学1年生~高校3年生、参加費は無料で、所要時間は45分です。

元素ビンゴ会場

数字の代わりに元素記号が書かれたビンゴカードが配られて、学生ボランティアが進行してくれます。

元素ビンゴもらったもの

息子はわりと早めにビンゴしたので、ボールペンをもらいました。

また参加者全員に、なぜか歴史漫画のファイル3枚セットが参加賞として配られました。

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窒素や水素などよく知っているものもあれば、ニホニウム、ストロンチウムなどあまり耳慣れない元素の名前まで次々と発表されていきます。

各元素が生活の中でどのように役立っているかなども教えてくれて、元素が身近に感じられる内容でした。

猛暑の夏休み、科博で涼しく楽しもう♪

サイエンススクエアは、無料の企画でも本格的な内容を楽しめる様子がおわかりいただけたでしょうか。

サイエンススクエアで実験や工作を楽しんだあとは、時間に余裕があれば博物館内の常設展示を見て回っても良いですね。

企画は全て涼しい室内で行われますので、熱中症リスクが低いのも親としては安心だと思います。

親子で知的な刺激を受けながら、面倒な宿題も進められるサイエンススクエア!

夏のおでかけにオススメですよ♪

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サイエンススクエアは毎年実施されていますので、今年行けなかった方も、来年の夏にぜひ遊びに行ってみて下さいね。

別のイベント国立科学博物館の夜の天体観測(天体観望公開)に記事はこちら