ナマケン
・5年ぶりの引越し
・以前とは引越し業者さんの仕事内容が変わったと感じる部分があった
・引越し業界の変化についてのまとめ
今回、5年ぶりに引越しをすることになりました。
引越し業者さんを利用するのも5年ぶりです。
引越し業者に「見積もり~当日の作業」をしてもらう中で、
ナマケン
と感じた点がいくつかありました。
この記事では、雑談っぽくその変化についてまとめていきたいと思います!
ナマケン
洗濯機の取り付けはやってくれなくなった
5年前は洗濯機の、
- 排水管の接続
- 水栓へのホースの取り付け
ですが、今では引越し業者さんの仕事ではなくなってしまったみたいです。
今回、見積もりしてもらったサカイもアートも、どちらも「提携の洗濯機設置業者」の紹介になっていました。
ナマケン
洗濯機は水漏れリスクがありますし、万が一、引越し業者側の作業ミスで水漏れでも起こしたら、被害額はけっこうな額になってしまいます。
そういったことから、引越し業者さんとしては、エアコンと同様に「洗濯機の取り付け」についても、自分たちの仕事(責任範囲)から切り離してしまったようですね。
洗濯機の取り付け日はどう決まる?
今回、サカイとアートの2社で引越しをして、洗濯機の移動も2回あったのですが、取り付け日を決める際の対応に両社の違いがありました。
利用する側としては、洗濯機は引越し日の当日、もしくは翌日には設置を完了したいですよね。
そうでないとコインランドリーを利用する必要が出てくるなど、手間が発生するからです。
それほど洗濯機の取り付け日は大事だと思うのですが、アートの方は何も問題なく設置してもらったものの、サカイの対応には不満が残りました。
まず、洗濯機の取り付け日の決め方については、2社の間で、
- サカイ:見積もり後だいぶ経ってからスマホの電話番号宛にSMS(ショートメッセージ)が送られてきて、スマホから設置日を決められる
- アート:設置日だけ見積もりの時に決めておいて、詳細な時間は当日に電話がある
アートは引越し日に洗濯機の設置をするというところまですんなり決められたので、何も問題ありませんでした。
ですが、サカイの場合は、見積もり後、2週間とか経ってからいきなりスマホのSMSにメッセージが届き、そこで取り付け日を決める流れとなりました。
ナマケン
スマホ上で取り付け日を決められること自体は、電話よりも手間が省けるので、個人的には好印象でした。
でも、事前に説明がなかったのが良くなかったです。
さらに良くなかったのが、いざスマホで取り付け日を予約しようとしたら、既に我が家の引越し日とその翌日の予約が埋まっていて、最短で引越し日の2日後からしか予約できない状況になっていたことです。
サカイに見積もりをして、その場で即決したのは、2週間以上も前です。
にも関わらず、洗濯機の取り付け日を決めるメッセージを送ってくるのが遅く、引越し日に予約が取れない、という状況だったので、サカイにはかなり不満が残りました。
ナマケン
スマホで設置日を予約できるという仕組みは、業界的にも進んでいて良いことなのに、その連絡が遅すぎて予約が取れなかったことがとても残念でした。
引越し代金の支払いが現金から銀行振り込みへ
引越し業者への代金の支払いというのは、昔から当日に現金で手渡しというのが定番でした。
現金で手渡しするからこそ、ついでに「心付け」というチップを渡す文化もあったのだと思います。
ですが、いつの間にか、引越し業者さんの方から銀行振り込みを推奨してくるような文化に変わっていました。
確かに、引越し日の当日に現金を受け取ってしまうと、当日の作業員さん達に「現金の管理」という余計な仕事が発生してしまいますよね。
さらには、
- 内部での盗難
- 当日お客側が現金を用意してない
そういったことを考えると、引越し代金を事前に銀行振り込みで支払う方法に変わったことは、お客としても「改善された」と受け取れるポイントだなと思います。
アリさんに勢いがなくなってサカイ一強な雰囲気
5年前に引越し業者を利用した時は、
- サカイ引越センター
- アリさんマークの引越社
実際は5年前からサカイの方が、規模的にも超大手ではあったのですが「アリさんががんばってサカイと競り合ってるなぁ」という印象を受けたことを記憶しています。
ですが、今回、引越し業者を利用してみて、「今はサカイ一強」だなと思いました。
というのも、昔は引越し価格ガイドのような引越し一括見積もりサイトを利用すると、アリさんとサカイが1番手を競って電話をかけてきていたのです。
今回はサカイが一番手にかけてきたものの、アリさんからは1日待っても2日待っても電話が来ず、かかってきたのは3日後くらいでした。
5年前のアリさんからは想像がつかず、引越し業界にも変動が起きているのだなぁということを感じました。
ナマケン
顧客としても「価格の安さ」より「きちんとした仕事には報酬を払おう」という気持ちへ
5年前に引越し業者を利用した時、僕の中には「できるだけ値引きして安く利用したい!」という気持ちが強くありました。
ネット上にも「引越し料金の値下げ交渉テクニック」がたくさんあり、「引越し料金=値引きするもの」というような風潮がずっと続いてきていると思います。
「引越し料金=値引きするもの」となっているのは引越し業界側に原因があって、業界内での争いが激しすぎて、「値下げしても良いから受注したい」空気を出しすぎてしまったことも影響してると思います。
この両者の思い
- 引越し業者:安くても良いから受注したい
- お客:1円でも安くして欲しい
その結果、見積もり金額が出た後に、顧客である僕たちから「もう少し安くできませんか?」と言われると、
引越し業者
その場で上司に電話をかけて、
引越し業者
という定番のコントです。
僕たちお客側も「やらせっぽいけど、結局は安くなるからまぁいいか」と、それに乗っかってきましたよね。
ちょっとだけ時代の変化を感じる
ですが、一昔前の「安くて良いものが当たり前」の感覚から、「良いものにはきちんと報酬を支払おう」という空気に時代も変わりつつあるように感じます。
なので、引越し業者に対して、過剰な値引き交渉をするのも、今回は何か違うような感覚を僕個人としては覚えました。
ナマケン
ただ、今回はサカイの営業から雑な仕事をされてしまい、「やっぱり引越し料金は少しでも安いを目指す方が良いのかな」と少し思い直すようなことになったのは少し残念でした。
ですが、時代の流れは確実に「きちんと報酬を支払おう」という方向に変わっていっていくと思います。
「引越し料金=値引きするもの」という常識がなくなる日もそう遠くないのかもしれません。
ナマケン
明朗会計で最初から適正な額を出すように、業界全体で変わる日も近いのではないでしょうか