サピックス(SAPIX)4年生夏期講習を現役サピ生親が解説!PART①基本情報(スケジュール・費用等)と注意事項3つ

サピックス4年夏期講習1

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今回お届けするのは、サピックス(SAPIX)4年生夏期講習

低学年までとは異なり、4年生の夏期講習は親子ともに正直に言ってちょっと大変でした。

夏期講習には通わせつつ、楽しい4年生の夏休みにしてあげたいと願う保護者の方に、ぜひ今回の記事を読んでいただきたいです。

現役サピックス生の親目線で、経験と反省を踏まえ夏期講習をPART①~PART②に分けて解説します♪

PART①の今回は4年生の夏期講習における基本情報と注意事項をメインにお届けします。
PART②の記事はこちら↓
サピックス(SAPIX)4年生夏期講習を現役サピ生親が解説!PART②授業内容・宿題(家庭学習)・夏期講習マンスリー確認テスト対策

サピックス4年生夏期講習の概要について

夏期講習のスケジュール

サピックスの夏期講習はオプションではなく、授業の一環として位置づけられており、受講生は原則として全員参加することになっています。

  • 4年生の夏期講習は、全部で14日あります。
  • 各日の受講時間は3時間です。(60分授業×3コマ)
  • 夏期講習がある代わりに、8月の平常授業はありません

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全8日だった3年生時に比べて6日も増えて、夏休み全体のおよそ3分の1が夏期講習になります。

息子の在籍する校舎Aでは、以下のようなスケジュールでした。

夏期講習のスケジュール例
お盆休みを挟んで前半と後半に分かれている感じです。

【前半】 7月31日(水)~8月12日(月)※期間中に3日間の休講日あり
【後半】 8月20日(火)~8月23日(金)※休講日無し

授業時間:14:00~17:00

※授業時間帯やスケジュールは校舎によって異なります。

夏期講習で受講する科目とコマ数

夏期講習では、全部で42コマ(1日3コマ×14日)の授業を受けることになります。
内訳は以下の通りです。
※1コマは60分

算数14コマ/国語12コマ/理科8コマ/社会8コマ

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算数のコマ数が最も多いのが特徴です。
各科目の受講内容など詳細は、PART②の記事で詳しくご紹介しますね。

夏期講習のクラス分け(コース)

コース(クラス)分け

内部生は7月に行われる「7月度組分けテスト」で、夏期講習のクラス(サピックスではコースと呼びます)が決定します。

夏期講習から入室する場合は、事前の入室テストの結果でコースも決定されるようです。

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夏期講習中はずっと同じコースで受講します。

夏期講習にかかる費用

82,080円(税込)」が2019年の4年生の夏期講習代として支払った金額です。
(内部生として受講した金額です)

この金額の他に交通費がかかるとお考え下さい。

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消費税を除くと76,000円です。
総授業数の42コマで割ると、1コマ60分あたり1,809円(税抜)となります。

夏期講習の持ち物

サピックスは毎日テキストが配られますし、お弁当も必要無いので、荷物が軽いのがメリットです。

  1. 交通ICカード
  2. 小銭(交通ICカードの残金が足りない場合などに備える)
  3. 水筒
  4. キッズケータイ(※持たせているお子さんのみ)
  5. 筆記用具
  6. ノート
  7. アトラス(地図帳。社会の日は必携)
  8. 薄手の上着(冷房対策)

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4年生になると多くのお子さんが子供だけで通塾しています。
交通ICカードへのチャージは保護者の方がしっかりと行っておいてくださいね。
息子はこの他にレインコート(小さく畳めるタイプ)、塩分補給用タブレット、腕時計などを持って行っていました。
暑い時期なので、お子さんには帽子を被らせてあげてくださいね。

注意点1:7月中に小学校の宿題を終わらせるべし

学校の宿題

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4年の夏期講習を終えた所感をお伝えするなら、とにかく計画性こそが全て!!ということです。
保護者が工夫すべき点をお伝えします。

保護者としての最重要課題がコレです。

小学校の宿題は7月中に終わらせましょう!!

これは7月のサピックス保護者会で講師から言われたことですが、本当に終わらせた方が良いです(苦笑)

なぜならば、

  1. 夏期講習が始まると怒涛のように宿題が発生し続ける
  2. 新学期直前に「夏期講習マンスリー確認テスト」があり、テスト勉強が必要
という状況だからです!

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上の2つを読書感想文や自由研究といった、負担の大きな学校の宿題と並行して行うのは、ほとんどのお子さんにとって苦行でしかないでしょう。

ちなみに夏期講習で扱う教材をかき集めたのが下の写真、こちらで宿題の量も想像いただけるのではないでしょうか・・。

テキスト

「7月中に学校の宿題を全部なんて無理!!」というご家庭(無論、我が家を含む)は、せめて

  • 自由研究or自由工作
  • 読書感想文
この二大巨頭だけは7月中に片付けることを必達としてスケジュールを立てて下さい。
(我が家はこのパターンでした)

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7月のうちに旅行に行きたい!遊ばせてあげたい!というケースもあることでしょう。
そんなご家庭は、次のように効率化すると良いと思います。
  1. 夏休みを待たず、読書感想文を暇な時期に書かせておく(自由に本を選べる場合)
  2. 自由研究よりも負担感の少ない自由工作(工作キットならなおラク)を選択する
  3. 工作なども読書感想文同様に、夏休みを待たず早めに作らせておく
  4. 有料の工作ワークショップなどに申し込み1日で終わらせる

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我が家では、数年前に一度感想文を書いたものと同じ本で、今年改めて感想文を書きました。
本を選ぶ手間が省けたのはもちろんですが、読解が速く、そしてより深くなりました。
書いた内容を以前のものと比較して、子供自身も成長を感じられたようで、意外と良かったですよ♪

注意点2:家庭学習は短時間で集中するべし!

これもサピックスの講師に保護者会で言われたことですが、
『家庭学習はダラダラやらず、授業時間と同じ長さの時間で済ませる』そうです。
※サピックスでは宿題のことを家庭学習と呼びます。

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これは『長くやれば良いってもんじゃない』ということで、
子供の集中力持続時間を考えると理に適っていると思います。

具体的には次の要領で家庭学習を進めます。

STEP.1
その日に学習した教科を確認する
夏期講習でその日に学習した教科を確認します。
ここでは、国語・算数・社会を1コマずつ学習してきたとします。
STEP.2
時間を子供に認識させる
授業1コマは60分なので、各教科それぞれ家庭学習も60分と子供に伝えます。
STEP.3
その日のうちに30分ずつ×3教科
講習から戻った当日、寝るまでの時間で、各教科30分ずつ合計1時間半の家庭学習をします。
STEP.4
翌朝に残りの30分
翌朝にも30分ずつ3教科分の家庭学習をします。

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家庭学習をこのように行うメリットは3つあります。
1つ目は、各教科30分ずつだと子供にとって負担感が少なく集中しやすいこと。
2つ目は、授業を終えて早期のうちに復習することで、定着度がUPしテスト対策にもなること。
そして3つ目は、子供の自由時間をより多く確保できることです。
MEMO
講習中、毎日テキストが配布されますが全てをこなす必要はありません。
講師がコース(クラス)毎に、家庭学習の範囲を子供達に指示しますので、その範囲に取り組めばOKです。

注意点3:計画を子供と共有するべし!

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夏休み中の4年生の子供が、自ら勉強をするのか・・

まず、、しません(特に男子!!と講師も言っていた、納得。)

まだまだ目先の楽しさについつい気を取られがちな彼らにも、長期的な視点を持って、計画的に物事を進める練習をさせたいものです。

そこで、カレンダーの登場です!
リビングにカレンダーを置いて、予定を子供と一緒に書き込みましょう。

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夏期講習の場合、最終のゴールを「夏期講習マンスリーテスト」に設定すると良いでしょう。

そこから逆算して、テスト対策に要する時間や日数。
通常の家庭学習に要する時間や日数。
遊びや旅行、帰省などを含めて計画します。
子供と一緒に考えることで、計画の立て方自体をまずは教えてあげましょう

保護者も子も意識的に息抜きをしよう!

アイキャッチ2

ここまで散々「計画的に進めよ!」と勧めてきたのに、裏切るようで心苦しいのですが、

実態は、計画通りに進めるのは至難のワザでもあります。

相手は絶賛反抗期、ギャングエイジ真っ只中の小学4年生です!

計画や見通しを立てておくことは大切ですが、それにこだわり過ぎるのもよくありません。

自分だけで何とかしようとせず、パートナーに頼ったり、親に頼ったり、家庭教師などのサービスを利用したり、使えるものは何でも使いましょう。

また子供の遊びたい気持ちも尊重して、親子ともに息抜きを意識的にとるようにしたいものです。

親子ともに楽しい夏休みを過ごすことが一番大切だということを、いつも頭の片隅に置いておけると良いですね♪

PART②の記事では、教科毎の授業内容や家庭学習について具体的にご紹介します。こちらもぜひご覧下さい♪
夏期講習アイキャッチ2 サピックス(SAPIX)4年生夏期講習を現役サピ生親が解説!PART②授業内容・宿題(家庭学習)・夏期講習マンスリー確認テスト対策

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私は子供が夏期講習に出かけた瞬間、秘密のおやつを食べたりしてリフレッシュしていました。

皆さんががんばり過ぎず、実りある夏期講習になりますように☆

サピックス(SAPIX)4年生夏期講習を現役サピ生親が解説!PART②授業内容・宿題(家庭学習)・夏期講習マンスリー確認テスト対策