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小学3年生での入塾を検討されているご家庭では、サピックスが子供や親にとって、どの程度負担になるのかと不安に思うことも多いのではないでしょうか。
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今回は小学3年生の授業や宿題、テストやクラス分けなどについて、実際の通塾経験をもとに詳しくご紹介します♪
小学3年生の通塾日数や授業時間、費用について
早速、基本情報から見ていきましょう
通塾日数や時間について
サピックス小学3年生の授業は週1回で、学校や習い事との両立が十分可能です。
息子の通う校舎では平日16:30~18:30の時間帯で、次のように授業が行われています。
時間帯 | 1週目 | 2週目 |
---|---|---|
16:30~17:30 | 国語 | 算数 |
17:30~18:30 | 社会 チャレンジ国語 | 理科 チャレンジ算数 |
3年生は週1日(60分✕2コマ/日)というスケジュールで受講します。
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※校舎により曜日・時間帯は異なります。
通塾にかかる費用
通塾にかかる費用については、我が家での支払い記録を元に別ページに詳しくまとめましたのでぜひ参考になさって下さい。
サピックス小学3年生の通塾にかかる費用まとめ[授業料・夏期講習・冬期講習・テストetc]
サピックス3年生国語の授業について
サピックス3年生の国語の授業では、次の2点を目標に指導がなされます。
- ことばに親しみ、文章を楽しんで読めるようになること
- 気持ちを読み取ること
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続けて使用教材と、授業の特徴について解説します。
使用する教材
サピックス3年生の国語では、授業の度に次の3点が配布されます。
1.デイリーサピックス長文テキスト
中身は1冊まるごと1話の物語になっていて、授業ではまずこの物語を音読してから、読解に入っていきます。
ちょっと長いですが自宅学習時にも、音読すると効果的♪
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1、2年生の頃より長い物語ですが、毎回息子はとても興味深そうに読んでいますよ♪
2.デイリーサピックス国語
先にご紹介した長文テキストに対応する、長文読解、記述の問題を中心に構成された教材です。
授業中に取り組むページと、家庭学習で使用するページとにわかれています。
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3.チャレンジサピックス国語
こちらは漢字やことわざ、慣用句など、主に「知識」を増やし、深めていくことを目的とした教材です。
授業中はもちろん、家庭学習でも使用します。
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国語のその他の教材:てんさく教室
国語の授業の2回に1回の割合で、「てんさく教室」という作文の用紙が配布されます。
決められたテーマにそって自由に書いて提出すると、添削されたものが後日返ってきます。
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サピックス3年生算数の授業について
サピックス3年生の算数の授業では、次の2点を目標に指導がなされます。
- 数の持つおもしろさに触れ、難しい問題に挑戦しながら考えることと楽しさを実感する
- 高度な「数に対する感覚」「図形に対する感覚」を身につける
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使用する教材
サピックス3年生の算数では、授業の度に次の2点が配布されます。
1.デイリーサピックス算数
思考力を必要とする問題が多いのが特徴で、数や図形に対する感覚、読解力、条件整理力、処理力、発想力など、様々な能力を培うことができる教材です。
授業と家庭学習の両方で使用します。
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2.チャレンジサピックス算数
基礎力養成のための教材で、授業と家庭学習の両方で使用します。
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算数のその他の教材:基礎力トレーニング
自宅学習用に基礎力トレーニングという計算問題を中心としたドリルが月に1冊配布されます。
計算力を鍛えるために、毎日1ページ(毎日10問)自宅で学習します。
サピックス3年生理科の授業について
サピックスでは理科の学習が3年生から始まります。
ただし理科のテストは3年生では行いません。
高学年からの学習への布石として興味喚起するような内容になっています。
授業では、次の点に配慮しています。
- 今まで気づかなかったことに気づいたり、新しいことを知ったりすることの楽しさを感じる
- なぜ?どうしてそうなるの?という疑問を持てるように促す
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使用する教材:サイエンスウォッチ
自然の様々なものや出来事を見つめる内容です。
授業で扱ったテーマを理解できているかは、テキストの「かくにん問題」に自宅で取り組んで確認します。
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サピックス3年生社会の授業について
サピックスでは3年生から社会の学習が始まります。
理科と同様に、3年生では社会のテストは行いません。
社会科には、地理・歴史・公民の3分野ありますが、3年生では「地理」をメインに基礎を作ります。
3年生の社会では、次の2点に配慮しています。
- 地理をメインに社会に対する興味を喚起させる
- 後の受験学年に向けて学習意欲につながるような基礎を作る
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使用する教材:ソシオ・スコープ
1年をかけて、日本全国すべての都道府県について学ぶことができます♪
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宿題の内容と量
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宿題は次の4つです。
- デイリーサピックス(国語・算数)の家庭学習ページ
- チャレンジサピックス(国語・算数)の家庭学習ページ
- 基礎力トレーニング(算数)1日1ページ
- 作文(てんさく教室)※月1回程度
デイリーサピックスは家庭学習ページや、授業で終わらなかったところをやって、保護者が丸付けをしたものを、次回の授業で提出します。(答えがあるので、丸付けはしやすいです)
基礎力トレーニングは提出しなくてOK。
作文は国語の授業のときに用紙をもらい、次回の国語(2週間後)のときに提出すると、添削されたものが戻ってくるシステムになっています。
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学習時間は1日30分~1時間程度が目安になると思います。
その他、任意の課題
夏休みにサピックスの読書感想文コンクールもあります。
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テストとコース分け(クラス分け)
サピックスの低学年では定期的に3種類のテストがあります。
復習テスト
復習テストは授業の理解度を確認するテストで、出題範囲は、直近2ヶ月分のサピックスでの学習内容が中心となっています。
復習テストによるコース昇降はありません。
各コースごとの最上位者には表彰状が贈られます。
確認テスト
確認テストは定期的に行われる、授業の理解度を確認するテストで、出題範囲は、直近2ヶ月分のサピックスでの学習内容が中心となっています。
復習テストとの違いは、確認テストでは、獲得点数でコース昇降が発生することです。
(変わらない場合ももちろんあります)
各コースごとの最上位者には表彰状が贈られます。
組分けテスト
組分けテストは、出題範囲の指定が無い実力テストで、新規入室希望者の入室テストも兼ねています。
他のテストと異なり、出題範囲がはっきりしていないので対策を立てづらく感じますが、授業の復習をしっかりやれば大丈夫です。
各コースの最優秀者には表彰状が授与されるほか、サピックスの同学年全体での順位により、金・銀・銅メダルが授与されます。
組分けテストでの獲得点数と設定された基準点によりコース分け(クラス分け)が行われます。
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3年生の後半には更にコースが増える見通しです。
下位コースがAコース、上位コースがBコースというようにアルファベットで分けられていて、1コースの人数は10名~15名程度と少人数です。
保護者会
サピックスは低学年では年3回、保護者会があります。
授業とは別の時間帯(午前中など)に2時間程度で行われています。
内容は、だいたい以下の通りです。
- 全体的な連絡次項
- 各教科担当講師より、勉強の進め方や親としての心構えについて
- オススメの家庭学習のやり方の指導、質疑応答
出欠については事前に書面で確認があり、欠席の場合は資料をあとでもらうことができます。
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わからないことは塾の担当講師に聞けば答えてくれますし、子供が定期的に持ってくる質問用紙も活用できます。
夏期講習・冬期講習
3年生の夏期講習・冬期講習については、次のリンク先ページにまとめてありますので、そちらよりご覧下さい。
サピックス小学3年生の通塾にかかる費用まとめ[授業料・夏期講習・冬期講習・テストetc]
公開模試:実力診断サピックスオープンについて
3年生は10月に、「実力診断サピックスオープン」という公開模試を受験します。
公開模試ですから、サピックス生以外でも希望すれば受験が可能なテストです。
科目は算数と国語の2科目。
通常の授業内ではなく、休日を利用して行われます。
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受験者の学力を多面的に診断することを目的にしているため、志望校判定は行いません。
まとめ
小学3年生は本格的な受験モードに入る前の最後の学年。
まだ週に1回の通塾ですから、教科が増えたとは言え余裕があり、息子も運動系やその他の習い事と無理なく両立して楽しく通っています。
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この能力は一朝一夕では身につかないものだからこそ、受験勉強が本格化する4年生になる前にじっくりと取り組んでおくと、子どもにとって大きなアドバンテージとなるのではないでしょうか。
3年生からの通塾、ぜひ前向きに検討してみて下さいね。