一条工務店の展示場見学に行って坪単価、全館床暖房、断熱材の種類、窓の仕様の説明を受けてきた。予約時の注意点も

一条工務店の展示場見学

ナマケン

この記事をザックリまとめると、、
一条工務店の住宅性能(断熱、気密)が良いという評判を聞いて、新大久保にある展示場へ
・坪単価、全館床暖房(床冷房)、断熱材の種類、窓の仕様、外壁の説明を丁寧にしてもらえた
各展示場のモデルハウスは全て同じではないので希望の工法が決まってる人は、その工法で建てられた家がある展示場へ行こう!

最初の工務店に手付金まで払って大失敗した後に、新しい工務店(住宅メーカー)探しを始めました。

Youtubeで新築一戸建てについて勉強をしたおかげで、

  • ウェルネストホーム
  • 一条工務店
  • スウェーデンハウス
  • パッシブハウス・ジャパン
といった高気密高断熱を売りにしたパッシブハウス系の工務店(住宅メーカー)を、いくつかピックアップできていたので、その中から検討を始めていくことに。

まず、

  1. 第一希望のウェルネストホーム
  2. 大手なのに質も高い一条工務店
の2つを、同時進行で話を進めていくことにしました。

ですが、ウェルネストホームの方は少人数の会社にも関わらず人気がありすぎて、一番最初のコンタクトさえままならない状況…

なので、一条工務店の展示場見学から新たな工務店探しをスタートすることになりました。

新大久保の新宿東展示場へ

まず一条工務店の新宿東展示場へ、ネットで予約してから行ってきました!

ここは2020年になって新大久保駅近くにできたばかりみたいです。
※前からあった「東京都新宿住宅展示場」は2020年1月で全てのメーカーが↑に移転済み

この時が一条工務店と僕たち夫婦の、最初の接点だったので、ここでみっちり2時間かけて「一条工務店が建てる家」について説明してもらいました。

ナマケン

当たり前のように断熱材の種類や気密、窓の性能に関する説明があって、前回の工務店は一体何だったのか?

一条工務店の姿勢が当たり前と思います!

坪単価

坪単価

最初に展示場のリビングにあるテーブルに通されると、目の前に坪単価表が置いてあり、やはり金額が気になってしまいます。

一条工務店で家を検討する方は、ほとんど、

  1. 2×6工法のi-smartかi-Cube
  2. 在来工法のセゾン系
のどちらかになると思うので、その坪単価のみ↓の表にまとめておきました。

 坪単価工法
i-smart(アイスマート)71万円2×6
i-CubeⅡ(アイキューブ2)68.1万円2×6
i-CubeⅠ(アイキューブ1)65.1万円2×6
グランセゾン73万円在来
セゾンF72.2万円在来
セゾンA68.9万円在来
※2020年時点での坪単価

どちらの工法で家を建てるかは、坪単価以外にも「土地の条件、性能面の好み、デザインの好み」によって変わってきます。

とりあえずこの段階では、一条工務店の、

  • 2×6工法:断熱性能、気密性能が国内トップクラスでi-smartが大人気
  • 在来工法:性能は少し下がるけど十分なレベル。上位モデルのグランセゾンのデザインが素敵すぎる
という違いを覚えておくだけで良いかと思います!

ナマケン

坪単価表を見た率直な感想は「やっぱりちょっと高い!」です。

ただ他の大手工務店と同じ価格帯ですし、一条工務店の性能を考えるとコスパは良いんですよね。

全館床暖房、床冷房(さらぽか)

一条工務店の代名詞的な存在となっているのが、

  1. 全館床暖房
  2. 全館さらぽか空調※床冷房のようなもの
の2つです。

全館床暖房

全館床暖房は全館というだけあってお風呂からトイレから全ての床が暖かい状態になります。

ただ、驚いたのが「床が暖かくなる」と言っても、床を手で触った時に普通の床暖房のように暖かく感じないということです。

ナマケン

伝わりづらいかもしれませんが、床暖房なのに床が暖かくならないんです

一条工務店の床暖房は電気ではなく温水式なので、手で触っても暖かくは感じないけど、家全体は暖房を着けた時のように暖かくなります。

さらに、壁にも一応エアコンは付けるのですが、冬は1度も使う機会がなく、床暖房だけで真冬も快適に暮らせるとのことです。

実際、その展示場でも、後日行った宿泊体験とお宅訪問でも、どこも床暖房だけしか着いていませんでした。

本当に冬は床暖房だけで生活できるの?
その後に行ったお宅訪問でi-smartに実際に住んでいる家族から直接お話を聞けたのですが、「冬は本当に床暖房だけ」という生の口コミを貰えました

衝撃だった全館さらぽか空調

夏はエアコン必須の日本ですが、一条工務店には床暖房の冷房版とも言える「全館さらぽか空調」があります。

「さらぽか」のことは知らずに展示場見学に行ったので、担当者の方から説明を聞いた時には「そんな画期的なものが誕生してたのか!」と正直言って衝撃でした。

とは言え「さすがに日本の夏の暑さは、それだけじゃ無理なんじゃない?」と思ったのですが、家によっては夏はエアコンを1度も使わず「さらぽか」だけで生活している方もいるそうです。

ナマケン

夏のエアコンフル稼働から開放されるなら「さらぽかは絶対に付けたい」

ただ注意点としては、今のところ「さらぽか」は2×6工法だけの機能で、在来工法のセゾン系には付けられません。

なので、この時点では一条工務店で建てるならさらぽか対応の「i-smart(2×6工法)」が第一候補になっていました。

夏でも本当に「さらぽか」だけで生活できるの?
床暖房と同じくその後のお宅訪問で聞いた時に、「夏でも9割はさらぽかだけで生活していて、どうしても暑い日だけ数回使っている」という生の口コミも貰えてます。

ただネットの口コミを見ると一条工務店とは言え、2階と3階は暑くなりがちなようで「エアコンなしでいけるかは家による」ところはありそうだなと思います。

断熱材の種類

断熱材の種類

1階で簡単な説明とキッチンや洗面所、トイレを見た後、展示場の2階へ移動しました。

展示場の2階には「断熱材や窓、壁の実験室」みたいな部屋があります。

ここで「一条工務店が建てる家はなぜ性能が良いのか?」
その理由を聞くことができて、けっこう面白いです!

実験室では、まず断熱材の種類の説明がありました。

 熱伝導率
(W/m2・K)
耐水・結露断熱性能30年耐久
グラスウール0.050××
ロックウール0.038××
EPS(ビーズ法ポリスチレンフォーム)0.034
硬質ウレタンフォーム0.019

例えばグラスウールは一番安価で普及している断熱材ですが設置方法に技術が必要で、壁の角や端に入るようにカットしてしまうと、そこから湿気が入り込んで性能がガタ落ちになってしまいます。

このように「断熱」と言っても、断熱材には複数の種類があり、それぞれメリット・デメリットがあります。

断熱材の知識は注文住宅を建てる上で、かなり大切な部分になってきますので、初めて聞く言葉ばかりで難しい内容にはなってきますが、スルーせずに勉強だと思ってしっかり聞くのがオススメです!

一条工務店で使っている断熱材は?

一条工務店の場合、工法によって使われる断熱材の種類と仕様が異なります。

  • 2×6工法(i-smart、i-Cube):内断熱と外断熱ともに硬質ウレタンフォーム※グラスウールの2倍の性能
  • 在来工法(セゾン系):内断熱のみでEPS※グラスウールの1.2倍の性能

工法による断熱性能の違いを知ると、やっぱり2×6工法のi-smartが魅力的に感じます。

ちなみに内断熱と外断熱についてですが、大半の家は内断熱のみで建てられており、こだわりを持って断熱をやってる工務店や住宅メーカーのみ外断熱もやっているという理解で良いと思います。

【2×6工法(i-smart、i-Cube)の内断熱と外断熱:硬質ウレタンフォーム】
内断熱と外断熱
↑柱の裏側部分が内断熱です

【在来工法(セゾン系)の内断熱:EPS】
内断熱

窓の性能はメーカートップクラス

一条工務店の窓

一条工務店で使われている窓はオリジナルの製品となります。

窓についてはYKK APのショウルームに行って勉強した後だったので、一条工務店で使われている窓の性能の凄さをよく理解することができました。

  • オール樹脂サッシ
  • Low-Eトリプル
  • 熱貫流率(Ua値)0.8
と、間違いなく各メーカーが出しているトップクラスと同等品かそれ以上です。

窓の性能

実験室にアルミ枠の窓と比較できる装置があります。

一条工務店の窓は、冬はガラス面、フレーム部分をさわってもまったく冷たくありません。
そして、夏は逆に熱くなりません。

僕もアルミ枠窓の家でしか生活したことなかったので、樹脂の性能の高さにはとても驚きました!

宿泊体験で朝の寝室の結露をチェック!
その後に宿泊体験としてi-smartの家に家族で泊まったのですが、朝起きて寝室の窓も北側の窓もどこも結露していませんでした。スゴすぎる!

ハイドロテクトタイル(外壁)

ハイドロテクトタイル

ハイドロテクトタイルは紫外線で汚れが落ちる外壁のことです。

上の画像では「水性ペンでハイドロテクトタイルに落書きをして、装置で紫外線を当てるとどうなるか?」という実験をした時のもので、これがキレイに汚れが落ちます。
※油性ペンでやっても時間はかかるようですが落ちるみたいです

見た目もかっこいいので、ぜひハイドロテクトタイルにしたいと思ったのもつかの間、基本有料オプションになります。
(※グランセゾンでは標準装備)

「えっ有料オプションなら汚れが落ちるメリットなんて要らない」とすぐにコロッと意見を変えたのですが、これがよくできてるシステムで、そうは簡単ではありませんでした。

ハイドロテクトタイルにした場合、購入後に必須となる10年ごとのメンテナンスが、なんと外壁については10年目20年目の2回分が不要になるのです。
(※30年目にメンテナンスをしたら40年目と50年目も不要になる)

結局、それでどっちがお得なの?というと、

  • ハイドロテクトタイルの初期費用:坪あたり1.3万円(30坪なら40万円ほど)
  • 10年ごとの外壁メンテナンス費用:1回で約100万円
となっていて、有料オプションとは言えハイドロテクトタイルにした方が圧倒的にお得なのです。

初期費用が上がってしまうので本当に悩みどころなのですが、i-smartにする場合は外見的にも費用的にも、有料オプションでハイドロテクトタイルを選んでおいた方が無難かなと思いました。

商売上手というか本当によくできてるシステムですよね。

質問:高気密、高断熱の家なのに24時間床暖房が必要なのは矛盾してるのではないか?

床暖房の必要性

Youtubeで高気密、高断熱のパッシブハウスの勉強をした時に、床暖房については、信頼できる人の中でも意見が分かれるところでした。

むしろ反対意見が多かったかもしれません。

僕としても、一条工務店が家の性能を売りにしている割には、24時間の全館床暖房を標準装備としている点には納得いきませんでした。

そこで素直に担当者に質問してみました。

ナマケン

家の性能がこれだけ良かったら床暖房はいらないのではないか?

そこで返ってきた答えは「どのみち何らかの暖房は必要」とのことでした。
※ちょっと僕なりにアレンジしてますので一条工務店の公式回答ではありません

確かに、同じ「高気密・高断熱」を売りにしている信頼できる他の工務店は、全館空調という1台~2台のエアコンで家全体を快適にすることを推奨しています。

なのでどのみち何らかの設備は必要になるのです。

それが「床暖房(床冷房)になるのか?エアコンになるのか?」の違いだけです。

信頼できそうな工務店の社長が「エアコン1台による全館空調を推奨」してることが多いので、もしかしたら全館空調が理想なのかもしれません。

ただ、全館空調には、設計や間取りの難しさも付いてきますし、各部屋のドアを開けておかないといけないなどの生活の制限もでてくるのも事実です。

ナマケン

全館空調にする場合、床下エアコンであることも多く、設置にノウハウが必要になります

一条工務店は全国で年間1万3千件も家を建ててるので、理想ではなく合理的なサービスを提供する必要もあります。

そういった事情から、理想である全館空調ではなく、合理的な全館床暖房(冷房)にしているのだなと僕は理解しました。

そう考えると、床暖房(床冷房)の方が生活する上でも圧倒的に便利だし簡単そうだなと思えてきました。

一条工務店の展示場見学に行く前までは、どちらかというと全館床暖房はやり過ぎと思っていたのですが、見学が終わる頃には僕はすっかり全館床暖房(床冷房)派になっていました。

一条工務店への信頼が一気に高まった理由

工場生産

断熱材や窓の性能の良さもそうなのですが、僕が担当の方からの説明を受けて一番心に響いたのは「パーツをすべて自社工場で生産して、現場では大工さんが組み立てるだけ」という仕組みの部分です。

例えば、壁や床、天井などは、工場で各家ごとの仕様に合わせてパーツとして生産されます。

断熱材もそれに合わせた形に工場で加工されて、現場まで運ばれてきます。

現場では大工さんがそれを組み立てていくだけなので、大工さんの技術力によって家の性能がぶれない仕組みになっているのです。

大工さんが現場で断熱材を加工する必要もなければ、吹き付け断熱のように大工さんの技術力によって断熱性能が左右されることもありません。

ナマケン

これだけの高性能の家を年間1.3万件も建ててるのですから、やはり他とは違う仕組みがありました

他の大手含め、大体の工務店は、ほとんど下請けに仕事を出しているだけなので、家を建てる時は正直そこがちょっと怖いなと思っていました。

一条工務店の場合、大工さんの仕事の部分まで含めて、お客に対して責任を取っている姿勢を感じ取れました。

これがプロですよね。

「これ以上のプロの仕事をやってくれる工務店を探すのは難しいのではないか?」

本当に正直にそう思いました。

予約時の注意点:希望の工法で建てられたモデルハウスがある展示場へ行こう

展示場選び

一条工務店の展示場は、全国に450個以上あって、

  • 新宿東展示場:i-smart(坪数広め)
  • 江戸川展示場:i-smart(坪数広め)
  • 金町展示場:i-smart(都内の3階建て極小住宅向け)
  • 加平展示場:グランセゾン
のように、それぞれモデルハウスの特徴が異なって作られています。

なので一番近い展示場に行くのも良いですが、もし「i-smartが良い!グランセゾンが良い!」というように希望の工法まで決まっているのでしたら、その工法で建てられたモデルハウスがある展示場に行かれるのがオススメです!

その方が、イメージに近いモデルハウスの中で担当者さんからの説明を受けられて、効率的だと思います!

ナマケン

一条工務店の展示場予約のページから問い合わせてみましょう!

ちなみに、僕たち夫婦は何も決まってなかったので、何となくで行きやすい展示場に行きました!

あくまで工法が決まっている方向けの、より効率的に展示場見学する為のアドバイスです。

来場予約するとクオカードが貰えます!

クオカード

一条工務店のホームページから展示場見学の予約をすると、特典としてクオカードを貰うことができます!

予約するだけでなく、実際に展示場へ足を運んで、アンケートを提出すると郵送で送られてきます。

家を建てるのにお金が大量に出ていくので、貰えるのはありがたいですね。

展示場見学の感想まとめ

住宅の性能について少し勉強した方なら、他の大手住宅メーカーや工務店の性能だと性能に不満を感じてしまう人も多いのではないかと思います。

かと言って、規模は小さいけど丁寧な仕事をしている工務店を自分で探すとなるととても難しいし、あくまで素人なのでそこまでの自信もないというのが現実的な悩みではないかなと思います。

そこにきて一条工務店は、

  • 大手で年間1.3万件も家を建てている実績がある
  • 断熱や気密の性能も十分に納得のいくレベル
です。

確かに少し坪単価は高いですけど、他の工務店でこのレベルの仕様でできるところを自力で見つけるのって不可能に近いと思いました。

こうして比較対象として気軽に展示場見学に行った僕たち夫婦は、一気に一条工務店が第一候補になりました。

ナマケン

そしてここから1ヶ月間、猛スピードで一条工務店の検討が進んでいきます…

一条工務店のi-smart宿泊体験、お宅訪問の感想。1ヶ月間の猛スピードで検討が進む(前編)へ続く!