虫が苦手な子供が触れるようになったキッカケ

虫を触る

ナマケン

この記事をザックリまとめると、、
・うちの子は虫が得意な方ではない
・アリとか蝶、カブトムシは触れるけどダンゴムシとかセミ、ミミズは苦手っぽい
・そんな子がダンゴムシを触れるようになったキッカケがありました

大人になったら自然と虫が苦手になって触らなくなる人がほとんどなので、子供だからと言って無理に触る必要もないと思っています。

今どきの子供も虫に関しては色々で、

  1. まったく怖がらずにどんな虫でも手づかみする子
  2. 得意な虫と苦手な虫がある子
  3. どんな虫にもキャーキャー言って苦手な子
がいるのかな、なんて子供たちと虫採りして遊んでいると感じます。

うちの子は2番目のパターンで、アリや蝶など大丈夫そうな虫の時は触りに行くけど、ダンゴムシやミミズ、セミは自分では触らずに周りの大人に獲らせていることが多いです。

それで何の問題もないと思っているのですが、ある時うちの子がダンゴムシを手のひらに乗っけて遊び始めたキッカケがありました。

「子供ってこういう風に変化したり成長するんだなぁ」と親として良い気づきが得られたので、今回書いてみたいと思います!

子供は「こども社会」の中で影響を受けて変化し成長する

虫採り

ある週末、同じ保育園の親子同士(子供2人大人2人)で公園で虫採りして遊んでいました。

よくうちの子と一緒に遊んでくれる仲良しな子です。

いつも遊んでいる仲なので、最初のうちは普段どおりのペースで虫採りをしていました。

なので、うちの子は蝶は触るもののダンゴムシからは逃げ回るいつもの感じでした。

友達が集まりいつの間にかグループとなる

しばらく遊んでいると、

  • 同じ保育園の子が1人加わり
  • さらに同じ園の子とその小学生のお兄ちゃんの2人も加わり
いつの間にか子供5人のグループで遊ぶことになりました。

変化はそこで、しかも急に起こります。

ダンゴムシでもミミズでも何の虫でも平気で手づかみする子供から、うちの子にダンゴムシが手渡しされて、手の上のダンゴムシを楽しそうに皆に見せ始めたのです。

ダンゴムシを触れた

ナマケン

これ絶対に親の力では無理なやつ

うちの子は今までダンゴムシは触ったことがなかったのに、なぜ急に触り始めたのでしょうか?

おそらくですが、子供がグループになったことで、普段よりもテンションが上がって勢いで触ったのだと思います。

親が子供に虫を触らせようとあれこれがんばっても、まず子供は触らないでしょうし、逆効果でますます嫌いになってしまうかもしれません。

それなのに、集団の中で友達からの影響を受けたら、あっさりとダンゴムシが触れるようになったのです!

ナマケン

子供はこども社会の中で、急に変化したり成長したりするのだなぁと親として感じた瞬間でした

子供の性格は友達からの影響を大きく受けて、親の影響はごくわずかというのは、最近の研究でもわかってきているそうです。

親の影響はごくわずか

メンタリストDaiGoさんの受け売りですが、最近の遺伝学や心理学の研究から親の影響が子供の性格に与える割合はたったの0~11%しかないことがわかってきています。

では子供の性格には一体何が影響しているの?というと、

  1. 親の影響(育て方や家庭環境):0~11%
  2. 遺伝子:38~50%
  3. 友人や学校での人間関係:約50%
となっており、大半が「遺伝子」と「子供自身の人間関係」によって決まってくるとのこと。

ナマケン

遺伝子も親の影響と考えられますが、ここでの親の影響とは「育て方や家庭環境」を意味しています

▼参考:あなたの性格のうち親の影響は何%?に答えが出た件

虫に関して当てはめてみると

子供が虫を得意か苦手かについて、上記の研究結果をあてはめて考えてみると、、

  • 子供の虫に対する態度は最初から遺伝で決まっている
  • 後天的に虫嫌いが好きになるような影響を受けるとしたら友達から
  • 親の影響は0~11%程度
となります。

ナマケン

うちの子がダンゴムシを触れるようになったのも友達からの影響でした

子育てのヒントになるかも

僕たち親子が冒頭の体験をした後に、ふとしたキッカケでメンタリストDaiGoさんの動画を見て、「これはまさに当てはまるな」と思ってこの記事を書く動機になりました。

しかも虫だけの話ではなく子育てについても大きなヒントになるような気がして、僕自身の子育てにも活かすようになりましたので、最後にもう少し深堀りしていきたいと思います!

親が子供の為にできることは「友達から影響を受けられる環境作り」ではないだろうか

虫の話からいきなり大げさですが、親が子供の為にしてあげられることって、何なんだろうなと考えさせられます。

  • 勉強を教えること
  • 大人になっても役立つ習い事に通わせること
  • 才能のあるスポーツを見つけてあげること
  • 子供が熱中できる分野を見つけてあげること
  • 愛情だけは不足させないこと
  • お金に困らなせないこと
  • 人生について教えてあげること
などなど色々考えられて、親からしてみれば可能であれば全部やってあげたいなと思えることばかりです。

ただ、「親が用意したレールや先回り感」がどれも少しずつ出てしまいますし、子供の人生は親の期待どおりに進むわけがありません。

では、親は何をがんばれば良いのでしょうか?

子供は友達から影響を受ける

メンタリストDaiGoさんの動画や今回のダンゴムシが触れるようになった体験から学ぶとすると、親が頑張ることは「友達から影響を受けられる環境作り」ではないかと思います。

環境作りの為に具体的に親ができることは?

親が子供の為にできること

もちろん1回環境を作っただけで、子供の成長につながるような偶然が起こるとは限りません。

「環境作り」を親がどうやってがんばるか?をわかりやすく考える為に、

  • 試行回数×子供の成長につながるような偶然が起こる確率
と分解してみます。

例えば「子供の成長につながるような偶然が起こる確率」が1%だとしたら、試行回数を10回から100回に増やしてあげるのが親のがんばりどころと考えるとわかりやすいです。

試行回数を増やすには親は何をすればいいの?

例えば、うちの場合、まだ自分で行動できない小さい子供なので、

  • 友達と遊ぶ回数が増えるように仲の良いパパ友ママ友を増やしておく
  • 習い事などで子供がグループになれる場所を作る(幼稚園保育園以外の機会)
  • 親が趣味のグループに参加する時に子供も連れてく
といったようなことを意識するようになりました。

一番簡単なのは幼稚園保育園に通っている園児だったら、土日祝日も遊べる友達をその中で作っておくことだと思います。

その為に、親同士が仲良くなることも必要になってくるので、挨拶から始めるとパパ友ママ友ができやすくなったりします。

↓の記事では、挨拶をすることでたくさんの情報が入ってくる仕組みについて解説しています。
挨拶しない親保育園4年目でわかった!挨拶しない親がいてもイライラ、モヤモヤしなくなる考え方

「子供の成長につながるような偶然が起こる確率」の方も上げられるか?

  • 試行回数×子供の成長につながるような偶然が起こる確率

試行回数を増やす為に親が頑張ることは、どう行動すれば良いかわかりやすかったですよね。

それでは、試行回数を増やすだけではなく、「子供の成長につながるような偶然が起こる確率」の方も上げられるのでしょうか?

メンタリストDaiGoさんは他の動画の中で、次のように言っています。

早い段階で良い友達を作るチャンスを与えてあげた方が子供の将来にはプラスになる

ナマケン

良い友達を作れれば偶然が起こる確率の方も上げられそう!

ですが、良い友達とは何でしょうか?どこで作れるのでしょうか?

メンタリストDaiGoさんも、それはけっしてお受験をしたり慶応幼稚舎に入れるとかそういう意味ではないと補足されています。

とは言え、「良い友達を作るチャンスがある環境=お金がかかる」という現実はやはりあると思います。

仮に偶然が起こる確率を上げられるとしても、一般家庭には難しいですよね。
※例えばインターナショナルスクールや海外のボーディングスクールに通わせたりするのはお金の問題で厳しい

しかもその偶然の確率が上がるかどうかは絶対的なものではないはずです。

なので、親が「試行回数」を増やしてあげるように努力した方がわかりやすくて良いのではないかなと個人的には思いました。

ナマケン

虫が苦手な子供が触れるようになったキッカケから、大きく飛躍して子育て論になってしまいましたが、何かの参考になればと思います!