国立科学博物館の夜の天体観測(天体観望公開)に行ってみた!当日の流れや申込み方法を解説します♪

科学博物館夜間天体観測

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天体観測を都内で超お手軽に楽しめるオススメのイベントです♪

東京・上野の国立科学博物館で、毎月第1・第3金曜日に「夜の天体観望公開」というイベントを参加人数限定で行っているのをご存知でしょうか。

都心にいながら、本格的な施設・機材で夜空を見ることができるとても素敵なイベントで、首都圏にお住まいの方なら一度は試す価値あり♪

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2019年8月に家族で参加したレポートをお届けます。
当日の流れと、申込み方法を詳しくお伝えしますね♪

夜の天体観望公開(天体観測):当日の流れ

早速、国立科学博物館の「夜の天体観望公開」(以下、天体観測)の様子をお伝えします。

1:入場・受付

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私達家族は、19時15分頃に上野の森の国立科学博物館にやって来ました!
ライトアップされた日本館が荘厳な雰囲気です。

夜の天体観測はこちらの日本館内で、開催日の19時30分より約2時間(晴天の場合)にわたって行われる予定です。

国立科学博物館日本館

今回は通常の入場口とは異なり、下の写真にある通用門(夜間入場口)から入ることになっています。

日本館を正面に見て左手(シロナガスクジラの像の方向)に進んで敷地外に出たら、右折して歩道沿いに少し進んだところに通用門があります。

夜間通用門

既に集まっていた参加者の皆さんです。参加人数は上限が100名とありましたが、それよりは少なそうな印象でした。

夜間天体観望公開集合場所

入場時間になり、日本館の中に順次入場します。入ってすぐの受付テーブルで、参加者の照合や入場料支払いを行います。

入場

MEMO
夜間入館料(一般・大学生310円、高校生以下および65歳以上は無料)が必要です。
※友の会会員およびリピーターズパス会員は会員証で入館できます。
仮設の受付で支払いを行うため、現金のみの取り扱いのようでした。

2:天体観望・観測の会場へ

受付を済ませてエレベーターで4階へ昇ると、そこから屋上のテラスに出ることができます。

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常設展示では入ることが出来ない場所という特別感にテンションが上がります☆

国立科学博物館の歴史を感じさせる重厚な石造りの天体観測ドームがお目見え!

天体観測ドーム

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天体を見やすくするため、フラッシュ撮影は控える必要があり、写真が暗くてわかりにくく申し訳ありません!

3:天体を観てみよう!

天体観測ドーム内の望遠鏡

天体観測ドーム内部の大きな天体望遠鏡は、ドーム型屋根の少し開いたところから夜空へ向けられていました。

天体望遠鏡には足台があるので、小さなお子さんでも観測可能ですよ♪

天体望遠鏡

解説員さんがこの夜に見せてくれたのは「木星とその衛星」。(200倍の倍率ということでした)

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たくさん人が並んでいて順番に見ているため、実際に見えた映像をカメラに収められなかったのですが、代わりに天体望遠鏡と連動しているコンピュータ画面を撮影してみました。

木星と衛星

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太陽系最大の惑星、木星の表面のしま模様が、なんとなくわかりました。

参加者がひと通り木星を見た後で、解説員さんがパソコンの画面を「土星とその衛星」の観測用に切り替えました。
(パソコン画面の画像↓)

土星と衛星

パソコンと連動して、天体望遠鏡とドーム屋根が土星観測用に自動的に回転するのが面白かったです。

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土星のリングや、大きな衛星のタイタンがよく見えました☆
土星も太陽系の中では木星に次ぐ大きな惑星ですが、その衛星タイタンもかなり大きな衛星で、なんと惑星の水星よりも大きいのだとか!

屋上の望遠鏡

天体観測ドームで木星と土星を見たので、夜風を求めてドームの外に出てみました。
(※参加者は自由にドーム内、ドームの外と合計3台の天体望遠鏡に並ぶことができます。)

屋上テラスの屋外部分には、やや小さめですが2台の天体望遠鏡が三脚に設置されていて、それぞれの望遠鏡に解説員さんが付いています。

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8月の夜風に吹かれて夕涼み気分♪
ちょうどビル群の向うに、月が昇ってきました。
満月の翌日だったので眩しいほどの光量です。

月

外の天体望遠鏡ではこのあと、

  • 月の表面のアップ(クレーターなど)
  • 夏の大三角(デネブ・アルタイル・ベガ)
  • 木星
  • 北斗七星
などを見せてもらいました。

毎月行われているイベントなので参加する季節によって見られる星に変化がありそうです♪

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星座早見を持って行ったら使い方なども解説員さんが教えてくれましたよ♪
他にも質問があればすぐに聞くことができるので、私のような初心者でも楽しむことができました。

4:流れ解散!気を付けて帰りましょう

天体観測は21時半頃まで続くのですが、お子さん連れの参加者も多いため早めに帰る人も少なくありません。

帰りたいときに帰ることができる自由度がGood Pointです♪

私達家族も20時半過ぎには博物館を後にしました。

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金曜の夜で、電車など混みやすいため、眠くなったお子さんを連れて帰るのはちょっと大変かもしれません。
お子さんの体力に応じて、日中にお昼寝させるなど、工夫すると良いかもしれません。

持って行くと良いもの

国立科学博物館の天体観測に持って行くと役に立つと思われるものは次の通りです。

  • 星座早見
  • 水筒
  • 防寒グッズ(寒い時期)

星座早見

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上の写真のような星座早見を持って行くと良いと思います♪

天体観測の会場は、国立科学博物館の屋上部分です。

屋上テラス部分はもちろんですが、天体観測ドームの中に入っても、屋根が開いており、冬は冷えるはずなので防寒対策が必須です。

また冷水機などは見当たらなかったので、飲み物は持って行った方が良さそうです。

イベントをもっと楽しむための準備として、おうちでお子さんと一緒に子供向けの本や図鑑を一緒に読んでおくのもオススメ♪

宇宙と星の本

夜の天体観望公開の申込み方法と注意事項

国立科学博物館の「夜の天体観望公開」は事前申し込み制です。

申込み方法

国立科学博物館のホームページで、1か月前から申込みが可能です。

科学博物館イベント申込み

STEP.1
ホームページにアクセス
ホームページ>イベントカレンダー>上野本館、という要領で進んで、第1金曜日または第3金曜日をクリックしてください。
希望する日にちが見つかったら、詳細をよく読んで下さい。
(※1か月以上先の日程の場合は、日を改めて申し込んでくださいね)
STEP.2
情報を入力して申し込む
参加者全員の名前など、必要事項をもれなく入力して申込みを行います。
(当日参加する可能性のある人、全員の名前をきちんと入力します。申し込み時に名前を書かなかった人は参加できません。)
申し込みは電話やはがきなどでは受け付けておらず、全てWEBからとなっています。
なお、既に定員の100名に申込みが達している場合は、「受付終了」と表示されています。
STEP.3
参加可否の通知が来る
申込み後、しばらく日にちをおいて、参加可能な場合は参加券という内容が含まれたメールが届きます。この参加券は当日受付で見せるので、メールを保存するか、印刷して保管してください。

注意事項

自然を相手にしたイベントのためやむを得ないことですが、天候によっては当日中止になることがあります。

状況によっては、開始時間を過ぎてから中止になることもあるそうですので、そこは了承の上、申し込んでくださいね。

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イベント当日には、
開始時間の1時間半前と、30分前の合計2回、開催に関する通知メールが届きました。
このメールは携帯電話で受信できるようにしておくと状況がわかり、安心です。

天候により、中止になってしまうこともありますが、その場合はまた次月以降に申込みをしてみてくださいね♪

MEMO
当日参加者側の都合でやむを得ず、参加できなくなってしまった場合、博物館へ連絡する必要はありません。

☆*:.上野の森で素敵な夜を.:*☆

天体観測アイキャッチ2

高原や島で見上げる満点の星空とは対極の、夜でも明るい東京の空。

光害(明るくて天体観測に支障があること)を受けるため、天体観測に適した場所ではもちろんありません。

それでも解説員の方の説明に耳を傾けながら、夜空を見上げると意外とたくさんの星が見えることに気が付くと思います。

都会の真っ只中で、宇宙を間近に感じることもまた貴重な体験になるのではないでしょうか。

宇宙や星の観測に興味があるお子さんと一緒に、または恋人同士で、あなたも素敵な時間を過ごしてみませんか?

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国立科学博物館の天体観望公開は原則として毎月第1・第3金曜日に行われているので、ぜひチェックしてみてくださいね

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